姫の詩文(うたぶみ)

日々の徒然を思いのままに綴れたら~
心赴くままに 詩文を~そっと音にして♪

春の燗

2018-11-13 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


「春の燗」
作詞:姫&珈琲貴族/作曲:金時/歌:そらまめ

1.
あんたが私を 抱いた夜
芸を磨いて 生きていく
指きりしたんや その言葉
一緒に夢見た 日本一

そやけどあんたは 酒浸り
人の情けも 飲み干して
昨日の儲けも 飲み干して
明けても暮れても 酒浸り

苦労覚悟の 恋ねぐら
命の限り あんたのそばに
何があっても あんたが好きや
男らしさを 見せとくれ

2.
笑って支える 女意地
いらん涙は 置いてきた
指きり十年 いつか成る
信じて夢見た 日本一

てっぺん獲(と)るまで 酒を断つ
今までごめん そう言(ゆ)うて
ぐうたら男の 冬が覚め
稽古に明け暮れ 春を待つ 

苦労承知の 恋ねぐら
命の限り あんたのそばに
何があっても あんたが好きや
あんたの意地に 惚れ直す 

指先冷たい 内職も
明日思えば 温かい
アホウな二人の 物語
てっぺん見えたで 春が来た

苦労実った 恋ねぐら
命の限り あんたのそばに
何があっても あんたが好きや
今夜は二人で 春の燗




2018/2/18投稿
惚れた男のために命の限り尽くしていく。
日本一になるまで、どんな苦労にも耐え忍んで行く
一途な女性。
春の燗の燗は熱燗の燗って書きます。
春が来るのを心待ちにする、女の意地と深い愛を書きました。



くれないの糸

2018-02-18 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


「くれないの糸」
作詞:姫&珈琲貴族/作曲編曲:金時 /歌:そらまめ

1.
四季折々の花を添えて
紡いで来た契りの糸は
まぎれもなく 生きてきた証の紅(べに)の糸

今日まで過ごした日々の景色 心に収めて
輝いてるphotograph
あの頃の 笑い声が聞こえてる
喧嘩した日も覚えてる
二人のすべてを覚えてる

悲しみはほどいて捨てよう
温もりだけをたくさん集めて
強く強くどこまでも紡いでゆく
あなたとわたしの希望(のぞみ)の糸

100年先も一緒にいるよね 私たち
終わらない愛しさを 今知ったから
これからも紡いでゆける 心の糸
あなたとわたしの紅(くれない)の糸

2.
四季折々の夢を繋ぎ
紡いでいく未来の糸は
まぎれもなく 生きていく力の紅(べに)の糸

今日から始まる日々の景色 心に描いて
微笑んでるphotograph
これからの ふたりの夢 弾んでる
見つめ合い ほら 笑ってる
二人はいつでも笑ってる

強がりはほどいて捨てよう
優しさだけを たくさん集めて
遠く遠くどこまでも紡いでゆく
あなたとわたしの希望(のぞみ)の糸

100年先も一緒にいるよね 私たち
終わらない愛しさを 今知ったから
これからも紡いでゆける心の糸
あなたとわたしの紅(くれない)の糸

100年先も一緒にいるよね 私たち
終わらない愛しさを 今知ったから
これからも紡いでゆける心の糸
あなたとわたしの紅(くれない)の糸




★そらまめデビュー曲。2018/4/7B-flat周年マラソンライブ

陽だまり

2018-02-02 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


「陽だまり」
作詞:姫&珈琲貴族
1.
あなたの目に映る青空が 
何処までも続きますように
風の音で花が揺れる 静かな時を
二人 寄り添い 感じてる

懐かしい歌 口ずさんだら
出逢った頃に 戻れるから
あの時の笑顔 今のままって嬉しくて
そんなことを思う日曜日のひととき

未来(あした)を夢中で話した日から
ずっとずっとずぅーと好きだから
あれからずっと愛してる
あなたは優しい優しい 私の陽だまり

2.
あなたの目に映るこの街を
いつまでも好きでいたい
粉雪舞う空見上げて約束をした     
二人 どこまでも一緒だね

すべての物が 瑞々しいのは
時の流れが 愛おしいから
あの時の笑顔 今のままって眩しくて
手を繋いで歩く日曜日の散歩道

悲しみ一緒に泣いた日から
ずっとずっとずぅーと好きだから
あれからずっと愛してる
あなたは優しい優しい 私の陽だまり

あなたを好きだと叫んだ日から
ずっとずっとずぅーと好きだから
あれからずっと愛してる
あなたは優しい優しい 私の陽だまり


零れ姫

2017-12-21 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品
       
           
            姫 & 珈琲貴族



蒼ざめた月に うるませし心魂(みたま)
人肌思ひし 浮かばせわが身

宵に織りなす恋のしらべは
十七弦の筝(こと)のよう
遠くからいざなう音に この身を紡ぎ  
ささやかなる命 悠久(いずみ)となれ

指先にかすかに 残りし温もりは
今を越えゆく ひとすじのひかり

遙かかなたに 結ばれし夢ひとつ
逢ひたくて  逢ひたくて
星なき空に 手合わせ祈る
逢ひたくて  逢ひたくて



わざわう風に かげりゆく心魂(みたま)
ため息なぞれば 浮かばぬわが身

未明(あさ)に綴った 文(ふみ)のにじみは
色を失くした墨のよう
幾重にもまといし風に この身をゆだね
ひそやかなる思い 絆となれ
 
さらわれた心が 溶けゆくその果ては 
季節(とき)に揺られた 静かなる契(ちぎり)

遙かかなたに 結ばれし歌詠う
逢ひたくて  逢ひたくて
星なき空に 目を閉じ祈る
逢ひたくて  逢ひたくて

遙かかなたに 結ばれし夢ひとつ
逢ひたくて  逢ひたくて



2011-12-23投稿


夜香花 

2017-12-21 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


夜香花
作詞: 姫 & 珈琲貴族

1.
優 しく stayこのまま 
甘 い言葉で stayわかっているから

夢の隙間で夢をみた
あなたに抱かれる夢をみた

いつになっても叶わぬ恋に
溺れた女の 悲しい肌は
月華の香り 身にまとい
明日(あした)に生きる 夜香花


2.
妖 しく stillこのまま
薄 い光で Still咲いてみたいけど

夜 の狭間で闇になる
あ なたにうなされ闇になる

い つになったら叶得(かなう)る恋よ
色 づく女の 寂しい肌に
月 華の香り 魅をまとい
明 日(あした)も裏切る 夜香花

月 華の香り 実をつけて
明日(あした)に賭ける 夜香花
月華の香り 身にまとい
明日(あした)に生きる 夜香花


2013-12-19投稿
日本作詞家協会作詞大賞応募作品


おんな三味恋歌

2017-12-21 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


「おんな三味恋歌」作詞:貴族と姫


1.
三味線弾(はじ)けば 思い出す
黄昏深い 津軽の空よ
瞼に添いし 夢の跡
追えども 叶わぬ瞽女(ごぜ)の恋

波音越えて 空高く
温もり密(ひそ)か しなやかに
叩けよ叩け 心の弦(いと)を
響けよ響け あの人へ

2.
三日月隠れた 暗闇と
蒼い光の 津軽の海が
昨日を映し 雪が舞う
紅いろ 哀しい瞽女(ごぜ)の顔

銀杏(いちょう)の撥(ばち)を 掻き鳴らし
見えるはひとつ この思い
届けよ届け じょんがら節よ
響けよ響け あの人へ 

3.
ぷつんと切れたは 三の糸
それでも弾(ひ)くは 二本の糸が
切れない限り 夢は見る
凍(こご)えて 渇いた瞽女(ごぜ)の音

波色白く 冬最中(さなか)
温もり遠く 海に問う
叩けよ叩け 泪の弦(いと)を
響けよ響け あの人へ



目の見えない三味線を芸としている女性が、叶わぬ恋と知りながら、
それでも命を賭けて思い続けて、その思いを声を振り絞って唄う哀しいお話しを
書きました。

この詩を書こうと思ったきっかけが〜
昔ある女優さんがドラマの中で津軽三味線を弾いてるのを見て
それに感動しました。
吹雪の中、波が押し寄せてる背景で
三味線をかき鳴らしてました。
散文詩を珈琲さんに送ってコラボ詩となりました。



2012-10-31投稿
日本作詞家協会作詞大賞応募作品


北新地無常

2017-12-21 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品


北新地無常 作詞:姫&珈琲貴族
1.
濡れた髪が 時間を止める
乾いた唇 指でなぞれば
昔のことが デジャブのように
別れたあんたを 思い出す

いつもの酒場で 見知らぬ男(ひと)と
隣り合わせた酒の縁
ほろりと身の上話から
酔ったふりして任せたの

今夜あんたの思い出を
すべてを流してくださいと
裸体(からだ)預けて 一夜を捨てた
北の新地に 北の新地に
冷たい 冷たい 雨が降る

2.
濡 れた髪が 女に変えた
失 くした心を 嘘で笑って 
明 日のことは わからないから
今 日のことだけ しがみつく

今 頃あんたは 見知らぬ都会(とち)で
軽 い調子で酒と唄
未 練はないとは言えないけれど
私 は私で生きていく

今夜あんたの思い出は
どこにも流れず沈むだけ
裸体(からだ)預けて 昨日を思う 
北の新地は 北の新地は
哀しい 哀しい 雨の街

きっと二人の思い出は
どこにも流れず沈むだけ
裸体(からだ)預けて 恨みを捨てた
北の新地は 北の新地は
哀しい 哀しい 雨の街



2015-10-12投稿
日本作詞家協会作詞大賞応募作品






おんな 魅せましょ   

2012-04-22 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品




「おんな魅せましょ」  
作詞:姫 & 珈琲貴族/作曲.歌:じょゆう(ためごろう)



1.
恋に破れた 女の性(さが)は
雨に打たれた 花びらのよう
泥にまみれた 心には
ぽつり 女の意地が咲く

生きて 魅せましょ 女の意地で
咲かせて 魅せましょ 意地桜

2.
過去に許した 男の数は
夜を流れる 星屑のよう
月が照らした 背中には
爪で 描(えが)いた 夢が泣く

笑って 魅せましょ 女の夢に
咲かせて 魅せましょ 夢桜

3.
波に呑まれた 二人の明日(あす)は
西も東も かすんで見える
砂に埋もれた 足跡を
探す女に 風が舞う

消して 魅せましょ 女の風を
咲かせて 魅せましょ 風桜






日本作詞家協会主催 日本作詞大賞新人賞 入選作品








幾千億

2011-10-21 | 姫&珈琲貴族 コラボ作品
      


作詞:姫 & 珈琲貴族/作曲 編曲 コーラス:夜海流星/歌 mix:海音



幼きころに追いかけた
光の糸は道しるべ
父の背中と母の胸
優しさ まるで陽だまりでした

嗚呼 群青の宙(そら)の下
幾千億の 流れ星舞い降りて
それが一筋の望みとなって
蒼き凛々しい縁(えにし)を歓(うた)う

けがれなき水辺に 咲く花が
季節ひとつひとつを紡ぎながら
暦めくる風に 命燃やして
二人の永遠(とわ)を  刻んでゆく



刹那に揺れるともしびを
手のひらのせたあの日から
そっとあたため消えぬように
逸(はぐ)れて 泣いてしまわぬように
  
嗚呼 藍碧(らんへき)の海の音(おと)
幾千億の 波飛沫(なみしぶき)舞い上がり
それが一粒の涙となって    
紅き眩しい縁(えにし)を祈る

澄み渡る水面(みなも)に 飛ぶ蛍
明かりひとつひとつを繋ぎながら
滲(にじ)む天を仰ぎ 命の限り
二人の永遠(とわ)を  刻んでゆく

今 鳴り響く鐘の音(ね)は 旅立ち
今 鳴り響く鐘の音(ね)は 希望(あした)





幾千億/ with 珈琲貴族&夜海流星&海音