天国からの手紙

愛よ届け

22歳女性より家族へ

2020年03月08日 13時35分15秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                           

お願いを聞いてくれてありがとう

 

私の願いは、うちの家族へ、私が居なくなってしまった後でも哀しむだけではなく

生きがいを持ち続けてもらうことです。

計り知れない哀しみに出会ってしまうと、生きていたくなくなることもある

ただ命は繋いでいても、心が留まってしまうこともある

難しいことは言えないけど、私は家族に生まれてきた意味を残したい

 

私は22歳・女性

産まれた時から、小児麻痺を患い

起きていても体を自由に動かすことは出来なかった

お医者様からも永く生きるのは難しく自宅でのケアはもちろん

病院での生活も合わせながらにしか生きられないと言われて

そのとおりに生きてきました

母は誰よりも立派な母でした

子育ては並々ならぬ苦労と心痛の連続で、寝る間もないくらい

そんなこと誰にでも出来るものじゃない

私の母はこの世界で誰よりも立派で、尊敬していています

また、誰よりも愛情をかけてくれた人でした

縁を結んでくれた神様に心からのお礼を言います

 

父もまた、難しい子供を懸命に受け入れ精一杯の事をしてくれた

脳症の事を学び、いくらかでも能くしようと努力してくれた

延命できないかと調べてくれていたこと私は分かっていたよ

無駄な命と思わずに、愛情を注いでくれたこと忘れません

お父さん、お父さんへ感謝の言葉を口で伝えてはいけなかった

言葉には出来なかったけど、ずうっと感謝していたよ

時々、会いに来てくれた時に手を握ってくれたでしょ

すごく嬉しくて胸が暖かくなった

お父さん、ありがとう

 

うちの家族は世界一優しい家族です

 

思い残すことは無い

いつものように優しい心で、誰かに話す

そうすればその誰かも、お母さんやお父さんも温かい気持ちになれるよ

怖いことはもう起らない、家が暗くならないといいな

お花!お花の力を借りたらどうかな

大きくて明るくて元気なお花をお家で飾ろう

ぱあっと華やかにしてくれる

皆の心がぱあっとなると嬉しいな

 

これまで本当にお世話になりました、ありがとうございました。

 

                                 2019年5月 浜松にて

 

                              

 

 

 

 

お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです