咲き残りのイワカガミと食虫植物のモウセンゴケ。
浄土平周辺散策(2015.7.5)
「その1 桶沼」「その2 吾妻小富士」の続きです。
塩ノ川に架かる木橋を渡り・・・
再び南側の木道、ワタスゲの下に。
時間が経っても乾かない。
フワフワ感は相変わらず足りないまま。
ちなみに木道の下にあるワタスゲはフワフワでしたが、
撮るために無理な姿勢をして木道から転がり落ちては元も子もないので (^^ゞ
先程は湿原をあっさり通過しただけでしたが、今度はちゃんと散策。
一切経山から流れてくる沢の一画。
この辺りは噴気の向きに関係なく硫黄臭が漂っている場所なんですが、その質が変わったような?
どこかで嗅いだ匂い(人によっては臭い)だと思ったら・・・
分からない方には分からない。
以前は野地温泉の大好きな匂い。
この時は磐梯山の中ノ湯跡の嫌いではない匂い。
周りに生えている植物も似ているけれども、こちらは温泉ではありません。
ターコイズブルーやコバルトブルーに変色したきれいな石が水底に。
ちなみに水がなければこんな状態。
(2012年7月29日撮影)
この場を離れて、振り返ると・・・
木道から外れる時点でおかしい。
この水に躊躇なく手を浸したとんでもない観光客がいましたが、強酸性とかだったらどうするの???
今回は、出掛ける際に周囲に告げてきた散策範囲を厳守。
登山者カウンターの先には行きません。
イタドリ。
カラフルなウネウネを構成するのは・・・
ネバリノギランと花後のイワカガミ。
咲き残りのイワカガミとモウセンゴケ、そして実をつけ始めたガンコウラン。
その他にもイソツツジや様々な苔類で覆われていて、マクロ目線で観察するとかなり面白い世界♪なんですが。
雲隠れの蓬莱山の右下に写っているのは、現在通行禁止の浄土平~酸ガ平の登山道。
※浄土平~姥ヶ原の登山道は通行可能なので、東吾妻山に登ったり鎌沼を往復(1周不可)することはできます。
さらに浄土平側からだと姥ヶ原のその先。
7月15日に発売された「山と渓谷8月号」の75ページに、
谷地平と東大巓を繋ぐ大倉新道を経由すれば吾妻山を縦走可能と載っていましたが・・・
自分には到底無理 (~_~;)
通行禁止の直登コースの尾根の東斜面にある燕沢火口列(1893年火口)
その噴気孔からは、通行禁止になる2008年11月以前と同じように僅かに噴気が噴出。
その奥に八幡焼けの爆裂火口や大穴火口があるわけです。
その八幡焼けの爆裂火口(ここも1893年火口)
(大規模噴気噴出の約1か月前の2008年10月5日、直登コースから撮影)
その近くには、明治26年(1893年)6月7日の噴火の際、
火口付近調査中に噴石の直撃を受けて亡くなった農商務省の御二方の慰霊碑があるんですが・・
目を凝らせば、これはなんだろ?
昨年9月21日に撮った写真には写っていないから、新たに設置された観測装置?
浄土平湿原の散策を終えて 14:10
今度は素直に?磐梯吾妻スカイラインを歩いて、無料の兎平駐車場に戻ります。
ここのコバイケイソウ群落とワタスゲ群落は、車道を歩かないと見る事が出来ません。
路肩にハクサンチドリを探しましたが見つからず。
兎平駐車場に近付くにつれて、
マルバシモツケや咲き始めたハナニガナやトリアシショウマやヤマブキショウマに混じって・・・
外来種のコウリンタンポポが、
その勢力を広げまくっていました。
フェラーリやロータスエリーゼなどが(行儀良く)通過!
道路からでは危ないので水が流れていない側溝に入って撮影。
横から狙うには高さがちょうど良し。
兎平駐車場 14:25
新芽がきれいなオオシラビソには巨大なボックリ。
コメツガもきれいだからまた撮った♪
車に戻り、装備を解いたら漸くのお昼。
CUP NOODLE(カップヌードル)ではなく、CUP NOODLES(カップヌードルス)表記。
初めてタイ日清開発協力「トムヤムクンヌードル」を食べてみましたが・・・
この時の気温は13℃で肌寒く、辛酸っぱいのが堪らない♪
ノンビリしていたらもう15時過ぎ。
磐梯吾妻スカイラインのゲートが17時に閉まってしまう事を思い出し・・・
ギリギリは嫌だし、つばくろ谷にも立ち寄りたいし、もう帰ろう。
で、帰りは磐梯吾妻スカイラインを高湯温泉側へ。
兎平駐車場から浄土平方面に向かうとすぐに、10m先も見えない濃霧に突入。
涅槃坂を下れば加えて小雨。
そんでもって天狗の庭手前からはワイパーを速く動かさないと前が見えない!
結局、何も見えないつばくろ谷への立ち寄りは諦めて・・・
濃霧が晴れたが雨が降る降る高湯温泉。
一応、温泉入浴の準備もしてきていましたが、「あったか湯」はやっぱり混んでいたので諦めました。
どちらもまたの機会に。
ちなみに・・・
福島市の浄土平から10℃以上気温が高い福島市内に戻ったら、道路が渇いていたり濡れていたりでマチマチでした。
これでおしまいです。
ウネウネ踊るガンコウランのマットにイワカガミとモウセンゴケは撮り始めると相当な時間つかまっちゃいそうですね♪100mmマクロとかも欲しくなってきそうですし、あるいみ捕食されているような(笑)
トムヤムクン大好き人間ですのでトムヤムクンヌードルは私の常備食です。日本人向けになるくなっているかと思えば結構いい感じです。これを超えるとなるとちょっとクセがありますが「タイの台所 カップトムヤムクンラーメン」でしょうか。。
こんなに存在感のあるモウセンゴケの写真は初めて見ました。
こちらで見掛けるのはそこそこ標高が高い場所だけなので、暑さに弱い?
モウセンゴケは沼にも引きずり込む!
ウネウネのタッグにとりあえず10分ぐらいつかまっていましたが、涼しくて強制退場させられたのが残念。
トムヤムクンヌードルは先月初見。
とりあえず試しにという気持ちで買いましたが、美味しかったので、また。
ちなみにトムヤムクン自体はまだ食べたことがありません(^^ゞ
斜面に咲いていてくれれば楽なんですが、結構しんどい姿勢でローアングル。
ちょっぴり頑張った甲斐がありました。