educational walk

素晴らしい秋晴れの日が続くここ英国でございます。
インディアンサマーと呼ばれる所以は何でしょうかね。誰か教えて下さい。



新しいピラティスのタームが始まりまして、1ヶ月ちょっとぶりに身体を動かしてきました。
ギシギシ



こうして半袖だけでピラティスに行けるのも今週で最後かな～。



アイビーの花、
この香りを嗅ぐと日本の夏を思い出すの。特に部活の帰りを。



名前はわからないけど、こう言うススキっぽいのを見るとだんごが食べたくなるのは私だけではないはず。






そのピラティス教室の帰りに村の掲示版に、
カウンシル主催の「栗の木の自然教室」のお知らせが。

私の住む村には大きな森があってそこに数本のおじいちゃん栗の木がそびえ立っています。
多分年を取りすぎているせいか栗の実は痩せて食べられるものではないのですが、大きな栗の木のその存在感たるもの。
見る度に圧倒されるよりホッとするのが不思議。


村の協会前に集まったのは10人くらいかな。
この大きな森を管理していると言う男性と栗の木から栗の木へ歩きながら歴史も折り込みつつ説明を聞いていきます。



栗、私達日本人がすぐ思い出すのはsweet chestnut（食べられる）だけど、Rがそうである様に英国人が思い浮かべるのはhorse chestnut（食べられない）かな。
実はsweet chestnutの方がこの国では歴史が古いのですって。ローマ軍が持ってきたらしいですよ。

この森の栗の木（sweet chestnut tree）の平均樹齢は350歳。
その間悪天候で枝が折れたり、キツツキなどに穴ボコにされちゃって弱ったり、そうした木々をできるだけ自然に近い形で守っているのがこの彼らカウンシルの仕事なのですって。

この栗の木も倒れてしまったけれど、地面とまだ根っこがつながっていて新芽（向こう側に見えるかな）を出している。
わしゃまだ生きてるよ。

350年もこの森を見てきたんだね～。
45歳の私なんてまだまだひよっ子だね、おじーちゃん。


この自然教室の締めは英国でも保護されているコウモリ鑑賞だったのですが、それは家の庭でも見れるし、それよりお腹をすかしたRが家に帰ると言い出したので私達はそこでサヨナラさせて頂きました。


森をバランスよく管理する為に、空気、光が大切という事で伸ばしっぱなしにせず、適度に木々をカットしたり、池に住む植物動物の為に小さな事だけど色々努力をして下さっている事を知れて今回の自然教室参加はとても有意義なものでした。

年に一回と言う事なのでまた来年が楽しみ。
他にも（栗の木以外にも）もっとやってほしいな。