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3-2=2・・へ??(その2)

映画評で腹が立つのは、原作を読まないとこれは理解出来ない、としたり顔で言う奴がいることだ。そもそも映画だけで判る様に作るのが監督の手腕だろう。原作を読まないと判らんような映画を作るなといいたい。また、この批評家は『俺はこの映画の原作まで読んでるんだ』と言いたいだけのことも多い。と偉そうに言ったが、ぼーずも原作に言及したことはあるし、本音を言えば実際に原作を読まないと判りにくい映画があることも確かだ。

このライラの冒険はそれを避けるため、この映画の重要なポイントとなるダイモンという存在をパンフレットで説明していた。映画で説明出来なければこれしかないのかも知れない。読んでもちょっと判りにくいのだが、物語は地球のパラレルワールドの話。

ここで暮らす人達はダイモンと呼ばれる守護霊的な生物と共に暮らしている。このダイモン、本人が子供の内はいろんな生物の姿にコロコロ変わるが、大人になると決まった動物の姿に固定される。ダイモンは常に人のすぐ近くに居て、離れることは出来ない、という事が判った。

そこを別にすれば、映画自体はよく出来ている。CGもきれいでよろいを着た白熊はまるで本物のようだった。物語の展開もそれなりに判るのだが、見終えて思った。ま、こんなもんかなと。ぼーず的には何か物足りないのだ。

一つにはこの作者(フィリップ・プルマンとゆー人だそうだ)トルーキンやローリングス女史に比べ造語能力が低いのだ。作者は物語の重要な要素であるパワーの源をダストと名づけた。ところが訳者はご丁寧にチリという注釈を付けた。そんなもん欲しけりゃうちの屋根裏に来い。いくらでもやるぞ。

タタール人やサモエド族が出てくるが、本人が見たら怒ると思う(笑)パラレルワールドに縛られて、実在するものに妙なキャラクターを付けすぎだ。サモエド族のダイモンは全部狼。笑う犬、サモエドは出てこない。ま、あれは使役犬か。タタール人に至ってはダストを取り込みやすくするため、頭蓋骨に穴を開けている。スプーン突っ込んで脳みそ掻き回したろか!!

余りに判らんので、つい原作を買ってしまった。お前も言うてるやないか(笑)。実を言うと今のところタタールの開頭手術は本にしか出てこない。この原作、文庫で手に入る。ハリーポッターを訳してる脱税オバサン、ここを見習って欲しい。

映画に話を戻そう。続編が待ち遠しいとは決して言わないが、続編が来れば見に行ってしまうといったところか。『指輪物語、ハリーポッターを抑えて第一位』はちょっと疑問。

そうそう、文頭の訳が判らんタイトルであるが・・・以前、前売りのストックが3枚になったと書いた。それから2本見たのだから、残は1枚のはず・・・で、確認したら・・まだ2枚も残っていた。アレ??何時買い足した?
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