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自白には不向きなレシピ

唐突に言うが、カツ丼が好きだ。小さい頃からトンカツが好きだったのだが当時はウスターソースしかなく、母親がケチャップとソースを混ぜてトンカツソースを作ってくれた。当然その味が好きだったので、甘い醤油味のカツ丼は最初気に入らなかったのだが、いつの間にか好きになり小学校4~5年には店屋物と言えばカツ丼を頼んでいたと思う。

少年Hで小学生だった主人公が食堂のおやじに『親子丼の卵は柔らこうしとって』と頼むシーンがあったが、その頃の自分と重なる。作り手に頼むほどには大人びていなかったが、とじる卵は半熟がいい。とは言え東京の某店みたいに生卵かというのも嫌い。ワガママやなワシ(笑)

最初はカツ丼の変形であるソースカツ丼も食わず嫌いだったのだが、良く行った練馬の蕎麦屋でモリ・ソースカツ丼セットを試した所、結構美味いと思いちょくちょく食べるようになった。こうなると歯止めは効かない。ロコモコのハンバーグをカツに替えてドミカツ丼に行きつく。

自分でも作ってみるが、やはり卵が欲しくなった。ハンバーグには良く合う、半熟目玉焼きだがカツにはもう一つだった。そーか、スクランブルエッグにしたらどうだ。それもホテルの朝食に出てくるトロトロの奴。ドミグラスとも相性良さそう。

このトロトロスクランブル何度も試作を重ねるがどうも分離しがちで水分が出る。鍋を湯煎にかけトロトロに仕上げてもすぐ食べないと駄目なのだ。一時はコーンスターチを繋ぎにしてみたが、糊のような食感は明らかにホテルのものではない。

ネットでレシピを漁るが、直火で作るものが殆どで・・・こら、アカン。ある日海外の動画でシェフが調理の解説をしているものを見つけた。卵3つにクリームと牛乳各50cc。塩コショウを加え、バターを溶かした鍋を湯煎にかけてゆっくり掻き混ぜる。これ良さそう・・・と試してみた。



ちょっと柔らか過ぎないか?と思いながら掻き混ぜているといい感じになってきた。滑らかで一匙試食すると確かに望んでいた味だった。



丼にご飯を敷き、そのうえにこのふわふわスクランブルをかける。熱いカツを乗せ上からドミグラスソース。完成!!



余りに見た目が殺風景なのでちょっと青味が欲しいな(笑)。味は自己満足度100%だが美味かった。問題はバターやクリームが効いているのでかなりの高カロリーな上、完全に洋食味だ。尋問の後、容疑者これを食わせたんじゃ『旦那。申し訳ありやせん。あっしがやりました』というお決まりのパターンにはならんのじゃないかな??
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