そんな取りにくかった頃、妹尾師匠と伸ちゃんのライブに京都へ出向いたことがあった。恐らく夏季休暇に有休を追加したんだと思うが、送り火の翌日も休みだったので、のんびりとしていたら終電を逃してしまい『朝まで空いてる店があるから、そこ行こか』と師匠が誘ってくれた。
高瀬川の東にあるバー、アウト・ループウェイに連れて行ってもらったのはこの時だった。これは師匠と良く一緒に演奏していたバンドの名前だと思っていたのだが、実際はこの店の名前で、バンドが店名を冠していたと知る。ややこしいことにこのOut Loop-way Blues Bandは他の店で演奏することが多かったので、それに気が付かなかったのだ。
先月、真紀ちゃんから『今度、そこでやるけどまだ行ったことが無い』と言われ、自分でも自信が無かったので、前を通って位置を確認しておいた。今回は広島のギタリスト、キング増本さんとのDuoだった。この面子は前回十三のライブを聴きに行った事がある。開店20時、演奏開始21時という大人の時間、平日でも全く問題なく行けた。
ゴールデンカップスが好きと言う増本さん、ほぼ同世代だろうか。僕もカップスからポール=バターフィールドに向かったが、これがブルースを冠したバンドを初めて聴いた時だった。余りのカッコ良さにトチ狂って、高校の頃にブルース=ハープを買うが全くモノにならず(笑)。なんせCのハープでCのブルースに合わせようとしてたので、吹ける訳が無かった。
この日の真紀ちゃんは割に控え目(笑)。まばらな客を心配していたら、どんどん入りだして満杯状態に。早めに帰る客がいたので何とかなったという感じ、集客率は100%を超えていた。
師匠を偲び、朝まで･･･は無理。年寄は寝ないとね。阪急の終電は諦めたが、JRで何とか家に辿り着く。21時スタートはこの点が辛い(笑)。↓ はグラスを空けてしまい、無理やり乾杯中の真紀ちゃん。
