こまっしゃくれたジャリが『頼りないイメージ』と言うのを、出演者の一人 小倉 智昭は子供の言ってることなんて親の受け売りだから聞く必要は無いと大層おかんむりであったが、罵声は番組の製作者に向けてしかるべきだろう。
気になったのは園児に向かってイメージはと聞き、園児もイメージがこうだと答える。今やイメージは日本語なのかもしれないが、幼児に使うな! 語彙の貧困な奴め(危うくボキャブラリーと書くところだった・・・笑)
学生時代にゼミの教授からよく言われたのは『やたら横文字を使いたがる奴は頭が悪い』。確かに母国語で表現出来ないのは問題だと思うが、『奴にはアリバイがある』を『奴には現場不在証明がある』と言ってもしっくり来ない。普通に言うなら『犯行当時、奴は家でTVを見ていたという友人の証言がある』のように具体的に述べるしかないだろう。
ぼーずが会社で困ったのは、技術用語だ。外語が多い上に、用語の狭い意味で使われることが多い。例えば、うちの研究所でAgingは経年劣化の意味で使われることが多いが、ニッカやサントリーなら熟成という意味になるだろし、資生堂なら肌の衰えだろうか。
また、外語が簡略化されていたりするとますます訳が判らなくなる。キャブレター(気化器)をキャブと言うくらいは誰でも知っているだろうが、汚染を意味するContaminationをコンタミ。更に言うと、飽和状態を表すSaturateを動詞にして“サチる”なんてのがある。『新エンジンの馬力は一万回転あたりでサチる(頭打ちになる)』くらいは理解してもらえようが『あいつ課長になってすぐにサチっちまってよぅ』なんて使い方もするから外部の人にはチンプンカンプンだろう
思えば、江戸末期には外国の文化がどっと押し寄せて来たわけだ。それらを逐一上手な日本語に置き換えた先人の知恵はすごいと思う。この歳になって日本語を鍛えなおすのはちと手間だと思うが、横文字は固有名詞以外には使わないくらいの気概を持ちたいと思う。イージー(オイ!!)な方に流れ易いぼーずには難しそうだ。
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