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魔法の水

最近アルミの大型やかんを見かけなくなった。一昔前は社食にも並んでいたのだが、保温性のあるポットにとって代わられた。代わってすぐ、食堂のおばちゃんに今後使わないならおくれと言って10リッターやかんを3~4個もらってきたことがある。買うと7~8千円もするので有難い贈りもんであった。

用途は医療用(笑)。試合中ひっくり返った奴にこのやかんで水をかけると一発で治る。うちの婆さんなんぞ、何度ただの水だと説明しても『絶対何か薬品が入っている』と譲らない。変なもん入れたらドーピングで引っかかるちゅうねん。TVで魔法の水などと言うから勘違いするんだ。

やかんの水くらいなら可愛いもんだが、癌に効いたり不幸が治る?水を売るアホがいる。もっともこれは買うアホがいるから悪いのか議論の分かれるとこだろう。この類を一切信じなかった僕だが、なんと痩せる水は存在するのだ。

夏休みが終わってすぐのこと、いつものように3種混合薬(血圧、血糖、尿酸を下げる奴)を口に含み、ボトルの水で流し込んだ所、なんかいつもの味と違う。あれ?薬変わったっけ? ふとボトルを見ると迷彩模様が・・・あれ?だいぶ前に無くしたはずの・・・普段使ってたのは確かクリアーボトルだし。

探すと、床に落とした服の下から赤いボトルが出て来た。そう、これですがな。そうか、先ほど服を置き換えた時に赤を隠し、逆に迷彩ボトルが出て来たんだろう。しかし、この迷彩ボトル、何時からここに隠れてたんだろう? あ、さっきの変な味は水が腐ってたんでは?と気付く。

取り敢えずボトルの水を捨て、無かった事にしたのだが繊細な体は正直だ。翌日まで腹具合がおかしかった。有体に言うと腹下し(笑)おかげで2日に2Kgの体重が消えた。おー、これは痩せる薬じゃないか。惜しい、売れたかもしれない。捨てるんじゃなかった。

まぁ売れば薬事法なんちゃらで捕まるのは間違えない。欲しい人は自分で作ってもらおう。作り方はいたって簡単。広口ボトルに水道の水を詰め、何時入れたか思い出せないほど放置するだけである。但し、飲み方には少々コツがある。口に含んだら、異臭を感じる前に急いで飲み込んで欲しい(笑)。尚、劇的に効き過ぎても当局は一切関知しないからそのつもりで。

写真はセットになったボトル。今は両方にまともな水が詰められている。

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