社風の妙

皆様方の中に、朝起きたら女性の友人がブラ姿で微笑んでいた･･･なんてことがおありだろうか？･･･私はある。と言っても酒に酔って不埒を働いたわけではない。起き掛けに朝刊を開いたら友人が下着のモデルになって、全面広告の中で微笑んでいただけの話なのだが。まぁ、最初は驚いた。

あまり嬉しくなかったのは、商品が肌色のスポーツブラ風だったので美貌の持ち主なる友人だが、色気もへったくれもなかったことか？有川浩の作品に不注意でこの手の下着を着けたまま、彼との旅行に出かけたソコツもんがコンビニに普通の下着を買いに行こうとして阻まれるという話があった。確かに男性として敢えて見たいものではない。

一時、同窓会で『寄せて上げるなんちゃら』の廃止を大手Ｗ社に勤める友人に直訴しようという話があった。確かにあーゆー詐欺を許していいか疑問はあるが、『それよりもフロントホックなる面妖なもんの方が実害あり、どれだけ我々の青春を潰してきたか』と力説する奴まで現れ、議論は紛糾する。その時、Ｗ社の友人が来られなかったのは幸いと言えよう。

このＷという会社、メインの商品は女性の下着なのだが何故か豪放磊落で面白い社員が多い。何度か異業種交流などで同席したことがあるが、酒の飲み方が他と違う。大酒を楽しく飲む人が多いのは社風なのだろうか？主催者側もＷ社が加わると飲み会が盛り上がると言っていた。

入社したての頃『ほんま、製造業の飲み会は品ないな』と言い垂れたのは先日海保の責任者を降りたＫであったが･･･確かにウチの飲み会に品はない（笑）。もっとも奴のお仲間、大蔵省はのーぱんしゃぶしゃぶとやらの接待を受けていたのだからそう大差はないと思うぞ。とは言え、特定の業種には固有の匂いが感じられる。特に遠慮のない同窓会ではそれが顕著に出てしまうのだろう。

うちの同窓生は１８０名という少数なのだが、結構就職先が被って結構被っている。商社の〇紅（一応匿名？）なんか５～６名居たし、我が社でも３名が在籍。お互いに共通点はないと思っていたが外からは似ていると指摘される。同じ匂いでもするのだろうか？ワシャ4711ケルンの水愛好者なんやけど･･･

同級生の仁からは『お前とこはアホばっかり集めやがって』と罵られるが･･･それはちょっと違うと思う。気の合わん？残りの二人もきっとそれだけは『違う』と言ってくれると思う。