このニャンコ、最初に会った時はしょっちゅうボロボロになっており、ケンカっ早いのだろうと石松と名付けたが、単なるいじめられっ子の鈍臭さニャンコと判り、サバ吉に改名した。これはサバ好きではなく、僕がサバとキジ猫の区別がつかず、サバキジが訛ったとこから付けたものだ。古参のおばちゃん達はミーと呼んでいるのを知ったのはもっと後のことだった。
ミーの危機と言う事でおばちゃんがこやつの大好物、イワシの水煮をドでかいタッパーいっぱいに持って来てくれた。恐らく鼻気管炎のひどい奴だろうと、イワシの頭と骨を外しほぐしたものに抗生物質をまぶし与える。一匹は何とか食べてくれたが、その後おばちゃんがトレイに山盛りにしたほぐしイワシには全く口を付けず。
それを見たおばちゃん『もうお別れやね。よー頑張ったね』と号泣し出す。『2日全く食べなかったのに1匹は食べたんだから』となだめる僕だったが、おばちゃん余計に泣き出し、黙るしかなかった。が、ふと気が付くとその瀕死のニャンコ、脚を忍ばせ我々の後ろをこそこそと通過。
いぶかしげに見ていると、タッパーから勝手にイワシ姿煮を咥えベンチの陰へ一直線に隠れる。『歯が無い(結構年なので1本も無い)んだからほぐしてもらった奴食えよ!アホウ!!』と怒られても知らん顔。おばちゃん、思わず泣き笑い。結局大き目のイワシを10匹匹近く平らげる。どんだけ食うンだ、今度は腹壊すぞ、まったく。
毎日薬を混ぜた餌を食べ、5日目にはもう完全復活した。↑はその時に撮影。別のニャンコ(ぶら下がりに来るメスのサクラ。こいつは口がきれいで、食べるより遊んで欲しがる)の残りまで狙う有様だった。まぁ元に戻って何よりなんだけどね。
かねてから、次に居なくなるのはこいつと言われているのだが・・・・ま、これでまた生き延びたようだ。サバ吉クン、元気でいてくれ。
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