パンダの偽妊娠は結構有名らしい。王子動物園の飼育係も中国で飼育研修中に臨月のパンダを観察するのだが、中国の慣れた飼育員ですら偽かもしれないと語っていたそうだ。パンダは飼ってないウチでも以前笑い話があった。ワンコのヤンが飯を食わなくなったのだ。子犬の頃は動けんようになるまで飯を食う奴だった。飼い主に似て？成犬になってからは小食になったが、余りにも食わない。
主治医のクーパーせんせ(クーパーは屋号でせんせは日本人。誤解の無いよう)に連れて行き、暫くして結果が出た。『乳腺も腫れてるけど･･･恐らく想像妊娠でしょう』ワンコの縫いぐるみを咥えては庭をふらふら歩き回ってたのは･･ソレかい（笑）その後、だいぶ経ってからだったが子宮筋腫の手術でヤンに子供が出来なくなってしまったのが返す返すも残念だった。
近所のハスキー飼い主からお嫁さんになってというオファーはあったのでウンと言っておけばなぁ。もっともヤンにはホーク君というハスキーのボーイフレンドが居たので、彼の方が良かったかもしれない。ホークがいる香櫨園の浜まで散歩に行くのはウチでは僕だけなので会っても年に十数回。
越谷オサムの作品に『金曜日のバカ』という格闘技系のデート？？を重ねるアホ話があるが大型犬のデートもこれですな。２匹でぶつかり稽古。小さい子が喧嘩と間違え泣きそうになったことも（笑）。それがある日、ホークがぶつからないばかりか、やたらヤンのお尻を嗅ぎだした。
こら、親の前でなんちゅうことを。学生時代付き合ったH美のおやぢなんか肩並べて歩いただけで目を三角にしてたぞ。ここは保護者として一言ゆーたらんとイカン。ホークの目をじっと見つめて警告した『お前、やってもええけど責任とれよ』
この一言が効いたらしい。またぶつかり稽古になってしまった･･･こいつ、男の鏡と言うか根性無しというか。こーゆー事があったので、やっぱ、産める内に生んでおけ、とつい若い女性にイランことを言ってしまうが･･･決してセクハラではござらん。孫を抱きたい爺サマの心境。
写真は在りし日のヤン
