辻総合研究所ーTsuji Consulting

パリと東京を中心にして素敵な出会いや、いろんな地域の暮らしや文化、経済、新しい夢に向かっての動きをお伝えします。

和食の食材を使ったフランス料理と、越前焼の食器

2014-07-06 20:55:34 | Weblog
 パリの日本食は、静かなブームになっているが、最近の試みとして、福井県の食材を使い、食器は越前焼を使って、フランス料理を新しい形で創る、という試みが始まっている。

 このプロジェクトの中で、調整役を依頼されたが、そのレストランは、アルプス地方にある三ツ星レストランだ。
 まだ全容がわかっていないため、8月に福井へ帰った時に、関係者と話し合いをすることになると思う。

 この2年間は、パリ越前焼6人展の開催準備と、責任者としての外部との折衝、交渉をしてきた。一番大変だったのは、協力的な、こちらの趣旨を理解してくれる協力者、それぞれの分野でのプロを見つけることだった。いいプロでも高すぎては、こちらが払えない。まったくの初心者ではできる仕事は限られている。フランスでは、簡単に見えてそう簡単ではなかった。詳しいことはここでは述べられないことがたくさんあった。しかし、このいい経験があり、それで、自分が前より強くなったように思う。それと人に対して知らない人でもできるだけ受け入れ、すぐ話せるようになったことは大きい収穫だった。

 
 福井県の美味しいものといえば、焼鯖、鯖寿司、へしこ、かまぼこ、古鯛の笹づけ、赤かぶらがまず挙げられる。不具の専門店も多い。敦賀を挟んで、北が越前地方、南が若狭地方という。昔の、歴史上の事実として,越前藩と若狭藩が存在していたことから2つの違う文化があるのだ。

 文化といえば、まず言葉が違う。北は、女性が強いし、独特のほやほやとか、他の方言があるが、若狭地方は、京都弁に近く、味も関西の薄味になっている。父の生まれた福井県小浜市は、食事は、内海があり、魚が美味しいし、海鮮丼が有名だ。味は関西に似ていて、薄味で、うどんも薄味で食べる。関東のしょうゆ味と違うのだ。

 次回は、できれば進行具合をお届けしようと思う。