晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

ワン農家から愛をこめて

2022-05-22 03:19:30 | 日記

1月1日。

日記が前後しますがご容赦を。書きたかったこと漏れてました。

正月。もちろん全国的に正月。

何も農家だけに限ったことではない。

でも、農家にも農家だけのものがある。

それは、今年の農家が幸せに過ごせますように。作物が無事に育ってくれますように。

台風が来ませんように。大雨が降りませんように。農家がいじめられませんように。

と、実に雑多な祈りがあるのです。そう、いのり、です。

私は小学生の頃、すぐ近くの神社に初もうでをすることを始めました。それは私の母が除夜の鐘を聞くと同時に、その神社に一番にお参りしていたから、それをまねたのでした。

正月の私の仕事は、父の命令で、ハウスビニルを開けることでした。でもこの日はさすがにこれだけでした。


三夜待

2022-05-21 05:15:08 | 日記

三夜待

という言葉をご存じですか。

正確な意味は私にもわかりませんが、一種の「講」的なもの、かな。

集落の跡取り息子たちが、酒を呑むための口実として作った「仲間組織」、だと思います。

うちの集落では、10人のメンバーですが、年齢も上と下では10歳ぐらい離れています。小さな集落ですので、小さい頃から学年は違いますが、いわゆる幼馴染です。

原則としては、月1回、仲間の家で「飲み方」をして親睦を深めます。昔以上に、です。

元々は主催者の奥様が手料理で、もてなしてくれました。でも、派手にはならないように一定の予算の範囲で。

しかし、それも時代の変化と奥様方への配慮等で、今では場所も焼き鳥屋などに変わってきました。

時間的にも以前の家持ち回りの時は8時くらいから12時過ぎてもというのがありましたが、今は7時から2時間くらいに。酒が弱い私は助かりますが、昔はほんとに親睦を深める長い、必要な無駄話の時間だったようです。男は小さい頃からの兄ちゃんたちと仲良しになる絶好の機会、必要な農業情報を得る機会でもあったし、村の文化を継承する場でもありました。奥様達には負担になっていたでしょうが。…。

 そうそう、三夜待では2年~3年に一回旅行をします。これもほとんどが呑むための旅行みたいなものですが、もちろん観光付きです。昔はレンタカーの小型バスみたいなのを借りて、九州内が多かったのですが。最近は中国、四国、関東や東北まで行くようになりました。もちろんツアーを利用して。

私が幹事を担当した年は島根の足立美術館に2回とも行きました。2回目は「ゲゲゲの女房」が朝ドラであっていた年でした。2回とも足立美術館はきれいでしたし、皆さんにも好評でした。

写真はお土産の買ってきた鬼太郎の貯金箱。


ぶろっこ種まき

2022-05-21 05:08:51 | 日記

1/21

種まき準備

⑴用意

 まき容器、ブロック、種まっくん、培土

 容器・ブロック洗い

⑵ブロック積み、金網、田植え箱(ブロッコリー苗床容器の下受)

⑶ポンプ始動テスト、水掛け試し

⑷本田の計測縦横とホースの長さ確認

(5)温度計

1.22(土) 曇り晴れ

待望の種まき

うまくいったと思う。種の深さが最初わからなかったが、少しずつ改善。

1.25(火)

Tセンターへ食糧残差の堆肥をもらいに行った。いい匂いだ。十分発酵している。4か月熟成。今日はサービスだが将来は、2t6,000円運賃込み。いいんじゃないか。

今回は、3aの田んぼに撒いたが400kgでは少ないし、均一に撒けなかった。明日は箒で掃いて、少しでも均一にしよう。最初、トラクターでひっ張ったのは正解。うまくいった。

1.26(水)

ブロッコリーは高畝がいいというので、トラクターで深耕することに。ところが10cm以上の深さにしようとしたら、馬力が足りない。何で? というぐらい弱かった。 JAの担当E君にTELしたら、こんなもんだとのことだが、今度来てもらおう。

2,3日前の雨の影響もあるかも。

後でわかったことだが、いきなり深くしようとしたら、馬力も足りないが、土塊が大きくなってぶろっこの成長に悪影響が出た。深く耕耘しようとするなら、最初は浅く、徐々に深くしていく方法、で数回耕すのが基本だそうだ。土塊が小さくなることで活着もしやすく必要な養分と酸素が植物に供給される。水稲の場合は水田とは違うのだ。基本的なことがわかっていないなあ。

2.01(火)

種まき後は、水毎撒きが足りなかったらしい。芽が出る案ではたっぷりとやるべきとのこと。最初に受けた研修会で「やりすぎに注意、ひょろひょろとした苗にならないように…」を聞きすぎて、抑えたのが、いけなかった。今日の午後S君に指導に来てもらって分かった。明日一気に芽が出てくれるといいが、そう簡単にはいかないか。やはり水やりは難しい、最も基本的なことだが、これこそ経験しないとわからない。

明日は2回目の種まきをするから、今日来てもらってよかった。次回こそは…リベンジ。


ビニル張り

2022-05-17 04:33:52 | 日記

1.15(土)

午前中は図書館。弁当を持ってきていたので、公園駐車場で昼にした。

家に帰ったのは12時半ぐらい。前日ハウス両端の縦棒・横棒のジョイントを繋いでいたが、楔の食い込みが足りないと教えてもらっていたので、追加打ち込みをした。なかなか難しい。あれだけ強く打つ必要があるとは思わなかったし、時間がかかった。ほんとうに力作業である。男の仕事とはこういうものかとあらためて思った。おおげさみたいだが、確かにそうだ。

15:30ぐらいに資材屋のHさん登場。ほぼ予想通りの時間。まだ、裾ビニルを張り始めたばかりだった。一緒に手伝ってもらい、そのあとバンドの長さを9mに設定し切り出した。少し長いくらいがいいと設定したが、あとで張ってみるとちょうど。むしろ短いと思うぐらいだったので、安堵した。

ビニル張りそのものはHさん主導で、私が助手をする形で進めた。風はほとんどなく、順調に進んだ。Hさんは丁寧に説明してくれるので非常にやりやすい。間口戸の取り付けは特に難しかった。北側の戸を取り付ける穴は、少し窮屈だったので広げる作業も追加した。これはビニルを張る前の作業だった。

従来と違うのはビニル張ってからテンションを上げるために、両端からひっ張らなくていいこと。農POというらしいが、強く耐久性があるので、張ってバンドを止めたら、完了だ。

でも、この過程は、両親の手伝いで以前経験したことの延長上だったので、とてもやりやすかった。やっぱり経験は大事だね。Hさんにも「やはり経験があるから上手ですね。早いし」と、結構褒められた。悪い気はしない。何より楽しかった。

でも、やっぱり手伝いでは限度があった。先ほどジョイントの閉めが甘かったり、楔の食い込みが足りなかったり。加勢と自分が責任を持ってやるのは違う。いい経験になった。