5月22日 ごめんなさい。急に先に行きます。
水稲の播種をした。ここ数年は私と息子と娘と妻も入れた、4人で田植えまでの準備をしている。もちろん、一人でできる田んぼの耕耘とか、草刈とかは一人でできるので私がしているが、苗箱への土入れ作業、種まき、そして田植えはさっきの4人でしている。
農家によっては、嫁いだ娘とその夫、孫まで含めた一大イベントとして、位置付けているうらやましい家もあるが、我が家はまだ子供たちが独身なのでそこまではないが、やはり家族できる作業がうれしい。何より他県にいる娘に堂々と帰って来いと命令できることが何よりうれしい。
それで思ったのが息子と娘の違い。
息子はどうしても、おやじに協力するのが苦手。もちろん私もそうだった。しぶしぶしていた。
ところが娘は積極的。ありがたいことに、この日を楽しみにさえしてくれている。
ある時、今は近県にいるけれど、近い将来遠くの地区に転勤したいと言い出した。私は無理とわかっていながら、田植えはどうするんだ、と言った。
すると、娘曰く、そうだよね、私も気にかかってる。
と、言うではないか。うれしいの何の。天にも上る気分とは、こういうことで
はないの。うれしかったなあ。
息子にとって父はライバルらしいが、娘は何だろう。私にはわからない。ご存じの方は教えて。