6月13日③
トラクターは車と似てるけど。違う。
何が、まず目的が。
車は普通の人にとっては、消費仕様。例えば、タクシーの運転手さんとか、運送業の方にとっては、収入目的、生産目的と言っていいと思うけど普通の人にとっては、通勤もしくは生活手段のものと言っていいのかな。
でも、トラクターは、農家にとっては欠かせない生産手段の機械。コンバインとか田植え期は共同できても、トラクターは個人で持つていないと不安な一番使う機械じゃかなかろうか。もちろん趣味の農業で小型のトラクタを持っている方もあるでしょう。
さて、そのトラクター、なかなか難しい。素人にとっては。
まず、はじめはまっすぐ進めない。気にせずまっすぐ行けるようになるのに、私は何年かかったのだろう。前回書いたUターン後の軌道修正がまず、難しい。両端の方だけ、変な軌道になるんです。まっすぐじゃない。
それに続いて、難しいのが、4隅の盛り上がり。
これはほんとに難しい。なんでこうなるのと、泣きたくなるように田んぼの4隅が盛り上がる。で、最近分かった。ロータリー(耕す刃)の後ろにカバーと後輪がついているので、その分は耕せず、その前まで耕した土を後ろにはね上げるので、その土がどんどん溜まって盛り上がる。しかも四隅は何度も行き来するので余計に。その分その前、内側の部分はへこんでしまう。その悪循環が続くのでした。
では、それをどう解消するか。
それが今の時期。水を入れて、水田になったとき。4隅をスコップで掘り起こして、低いところに放り投げるのです。実はこれ、重労働。亡くなった父から習ったことだから、父もそうしていたのでしょうか。
ところが、ある本に解決方法が載っていました。でもそれを読んだだけではわからず、近所のおじさんに教えてもらって、分かりました。やっぱ本より経験か。どっちも大事だけれどね。詳しい方法はややこしいから、今回は省略です。ごめんなさい。
今回初めて水田(みずた)が4隅も平らになりました。トラクターで。
で、初めて我が家に来た、農家出身の友達に自慢しました。