hidamari_neco屋根裏ノォト-Ver.01

web日記 日替わりするは 気分だけ

続・かみなり さらに5句

2005-08-24 21:35:33 | ためいき:17文字
いなびかり喝を受けんと身を正し

雷(かみなり)が踊るちいさな死のために

雷(いかづち)やそれもひとつの性なれば

泣き止みて雷(らい)の後にはなにもなし

雷鳴の開きし何か 雨あがる

ラベル試作品

2005-08-23 16:41:17 | こころみ:Bookcrossing
引き続き、ブッククロッシング・プロジェクト。

英語のサイトにあったラベルを日本語に直してレイアウトしただけの簡易版。
もし、ご希望の方がいらしたらお分けします(pdf版)ので、コメントをつけてください。

おそらく手に取るほとんどの人にとっては、はじめて聞くコンセプトになると思うので、もっと効果的に趣旨を理解してもらえる文言などのアイデアがあれば、反映させて改良を加えてもいいかな、と思っています。

日本語のサイトを作ろうという試みも着々と動いてきているようです。

travel safe

2005-08-22 11:59:46 | こころみ:Bookcrossing
読まなくなった本を街のどこかにわざと置いて、それを発見した人(かつその本に興味を持った人)がまた読んで、その人からまたどこかに本を運んでもらう、という試み、ブッククロッシング(マイブックマーク参照)。

ようやく1冊旅に出した。
趣旨を理解してくれそうな人に託して遠くに持っていってもらうことに。

その人は冗談まじりに

「拾った人はラッキー!って思って古本屋に売っちゃうかも」

....とか、

「雑誌とかと一緒に駅前に並べられて売られちゃうかも」

....とか、
さんざん脅かしてくれたけど、たぶん、よい人のいそうな場所へ連れて行ってくれるはず。

でも、彼自身は参加して行方をレポートしてくれるほどまめな人でもないのだった。。。
心当たりがありそうだったけど、どこに持っていくつもりなんだろう。
拾った人はどうかエントリーして便りを聞かせて欲しいなあ。
(BCID:674-3063609)
興味のある方は www.bookcrossing.com で検索してみてね。

日本には145冊ほど出回っているらしいので、どんな人が参加しているんだろうと調べてみたら、ほとんどが外国のものかキーステーションになっている本屋さんによる発信のようだった。
ゴミと思われて捨てられちゃったり、マジで売り物にされちゃったり、夢見ているほど簡単ではないのかもしれないなあ。。
そんな危険が予想できるからこそ、なんらかの思いを投影しているわけだけど。

私の行動半径の近くでもやっている人を発見した。
本を探しにいかなくちゃ。
リリースするだけじゃなく、実際に見つけてみたいもの。

Water Piece, 1964 Spring

2005-08-21 23:59:46 | いまじん:想像のゲーム
Yoko Ono Grapefruits Instruction
Water Piece, 1964 Spring

Steal a moon on the water with a bucket.
Keep stealing until no moon is seen on the water.


「盗みなさい
 水に映った月を、バケツで
 盗みつづけなさい
 水から月が見えなくなるまで」

::::::::::::::::::::::::::::

2005.08.21

ひさしぶりに見事だった満月から2日後の月。
少し雲がとりかこんで滲んで見える。

川沿いにいる。

川に映った月はさらに滲んで見える。

あいにくバケツを持ち合わせていなかったのと
帰りの電車が気になったのと
水際まで降りるのが少し怖かったので
つかず離れずの距離を歩きながら
乱暴に月を攫っていく様を想像する。

川に水がなくなるまで 何度も何度も
水を掬い出しては月を盗んだ。

それでも お月様は
私のものにはなりませんでしたとさ。

金森穣 ノマディック・プロジェクト2

2005-08-12 21:19:53 | あしあと:出かけた場所
友達が1品ずつもちよったパーティのような感じだった。
予想以上によかったので、彼の作品が少なくてそれが不満。

それぞれの出演の順番と大枠だけあらかじめ押さえた他は、各プログラムは出演者に委ねていたの。。。かな?
ひとつひとつはよかったけど通しで見ていると、ちょっと、特に後半、似た感じが続いてだれてしまった。そこまでコアなファンじゃないもんで、、
現代舞踊はこういうもんだからしかたない、といってしまったらミもフタもないですが、しばらくコムデギャルソンが続いたら、ケンゾーが着たくなるのが人情というものではありませんか...。

プログラムの中から記憶に残ったものだけ。


【HIM】

目玉だったと思うのにのっけに持ってきちゃうなんて!
リズムタッパー熊谷和徳と金森穣の競演。
舞台セットがよい。
タップのための木の板に、まるで誰かの部屋のようなソファとランプスタンド。
調度品の赤みがいい。
冒頭、素足でりっぱな音をだすタップがよかった。
熊谷さん、小柄に見えたが、バレエダンサーとは違う野太さがめだってよかった。
ナマカナモリ、初めて見たのだが、意外とひょろりとしていてびっくり。
正直、ふたり並んで踊るとどうしてもタッパーの方に目がいってしまった。
あれ、振付けというほどきっちり作りあげたんだろうか。
もしかしたら大枠だけ打ち合わせして、その日の気分で微妙に違っていたりして。
それがよくないとか、大雑把とかいうんじゃなくて、なんちゅーの、ライブ感、グルーブ感があったわけですよ。
つくづく、もっと後の方で見たかったな。


【off light】

似た感じのダンスをどこかで見たような気がしないでもない。デジャブ?
けど、好き。
照明で作ったラインから出ずに踊るのが、シャープでスピード感があって、かっこいい。
...こんな言葉でしか表現できない自分がはずかしい。


【Dual Axis】

R指定のダンス。
でもなんとなくコミカルな感じがするのは衣装のせいだろうか。
見ながら、おととしくらいに見たチャンドラレーカの「シャリーラ」を思い出した。
クレジットを見たら、踊り手/振付けはベジャールのルードラの卒業生だそうだから、むしろ「BAKTI」の影響かもしれない。
ま、とにかくアレだ。言いたいことはそういうことだ。
音楽もよかった。70年代風のけだるさがあって。


【Sleepless】

キリアンの振付けをNDTのダンサーが踊った。
好き~、と言いながらみていたのに、どこかどうだかよくわからないうちに終わってしまった。
もっとも観客のブラボーが多かったと思われる。
キリアンって、照明の使い方に特徴がある。うまく言えないけど好きだ。
女性ダンサーの立ち姿がよかった。


【NINA-prototype】

後半、ひとつひとつはよいのに何となくだれてしまっていたのだが、急に目が覚めた。
とにかく音楽がかっこよかったのだけど、それ以上に照明が素敵だった。
突然暗転し、また突然明かりがついたときにはダンサーは別の位置でポーズをとっている。タブロー、というんでしょうか、静止している絵的な構図が美しい。
照明の描く円が大きくなったり小さくなったりする効果とか、青白い(蛍光灯っぽい感じ)光の輪の片隅の赤い椅子など、色の使い方も上手だな、と思った。
ダンサーそのものが魅力的だったのだけど、振付のスピード感とか緩急の付け方がうまくってすごく引き込まれたし、若さがあった。若いって、青いとかいう意味ではなく、放射するエネルギーがみなぎっているという意味。

カーテンコールの演出が洒落ていた。

出演順に立ち位置をつけて、ひと組ずつスポットを当てていく、という演出が素敵。
それぞれに花を、と思ったらしい、天井から、ずばっと床に突き刺さる花がびっくり。
次のカーテンがあがるときにはその花がきれいさっぱりなかったのがまた見事。

この会場はいいね~。
公共の施設だからなのか、新しいからなのか、気の流れがなんか、気持ちいい。
駅から会場に向かう途中の誘導もフレンドリーでした。

そうそう。ハエハエカカカで有名なコピーライターのKさんがいらしてました。

自己肯定する

2005-08-11 23:40:23 | まどろみ:夢
目覚めばな、「それでいいんですよ」と聞こえた気がした。
昨日の私の選択について、くよくよしながら眠ったのだ。

もう決めてしまったのだから、いいとしないと生きるのが辛くなる。
いいのだいいのだ。
私はもっと思う通りを生きていいのだ。
後悔したり反省したり責めたりすることをこそ、手放すのだ。

バレエを見に行く途中、昔お芝居をやった仲間にばったり出会う。
さすが、水星逆行中。もたらすものは、イライラだけではないのよね。

さびれた山寺

2005-08-09 23:37:57 | まどろみ:夢
今朝見た夢。

山寺の夢。

ときどき出てくるのである。
いや、実は何年ぶりかで見た。
細部は違うかもしれないが、構造や風景がいつも同じなので、いつものアレだ~と夢の中ですでに思っている。
そして、そこにいる私の感覚も、一種の怖さ、不気味さ、暗さを感じる点でいつも同じだ。
その場所でお坊さんや仏さまが登場したことはまだない。
おそらくこのお寺には誰も(仏さますら)いないんじゃないかと思う。

この夢を見るときは、もしかして、疲れているのかも。

今では滅多に通らない、実家の裏手の道をずっといくと、そこからいきなり小高くなり、長く細い階段がある。
なぜかいつも足下がおぼつかないほど崩れた狭い感じで、先には大きな提灯(?)と、古くて壊れかかっていてちょっと暗い影のある仁王さんがいる山門が見えてくる。
遠くに街が見下ろせる。

風情としては、以前奈良に出かけたときに見た、山深く、人影も少ないお寺にも似ている。
なんというか、さびれぐあいが。

今ふと思ったが、あの道順、祖母のお墓近くの方向だったりして。
ああ、盂蘭盆会。
あの辺り、お寺が多い。昔はきっと小高い山で、あんな風景のお寺でもあったのやもしれぬ。
おお、実際、近くには見た目こそ異なるが、確かに仁王さんの立っているお寺がある。それは小高い山にある。ぞ~。