hidamari_neco屋根裏ノォト-Ver.01

web日記 日替わりするは 気分だけ

笑の大学

2004-11-07 19:09:55 | あしあと:出かけた場所
混んでたけど、行ってきた。

舞台でやったものを事前に見ていたので、台詞とか展開とか全部知っていたけれど、舞台は舞台、映画は映画で、それぞれの表現や面白さがあると思う。

全体の印象として舞台の方がシャープでテンポがよく、映画の方は優しくて緩慢な感じがした。
それは全国ロードショーとしての映画という性質や役者さんのタイプとも関係があるように思う。(感じ、だけだけど)

役所広司の検閲官の役は似合ってた。
オリジナルの西村雅彦もむろんよかったけど、あそこまで邪悪になりすぎず、でも、お役人らしさがある。さすがもとお役所づとめ。芝居の面白さに目覚めるにつれ、だんだん壊れていくさまもいい。映画館で拍手喝采を浴びていた。
稲垣君は?うーん。悪くなかったけど。もう少し、年がいってる人でもよかったかも。

最後の最後のいい~部分がカットになってしまっていたのがとても残念。
あれがいいのに。

美術がとにかく凝っててお洒落。
レトロな感じ、庶民のささやかな遊び、憲兵のしかめつらしい感じ、小道具や台本のデザインも細部にわたってよくできている。たぶんもう一回集中してみると、笑えるところがいっぱいありそうだ。

そうそう、舞台ではでてこない、小松政夫の猿股失敬!がサイコーだった。
あの役、他にできる人はいない。