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日日不穏日記gooブログ版

ティーカップ版で18年続けてきましたが、サービス終了に伴い、移転しました。

自国主義、地域主義の病?

2006-08-22 22:15:38 | 食の安全
 結局、もう一眠りと思ってたのが、そのまま起きて出勤ということになってしまった。早朝覚醒とまではいかないものの、やや寝不足気味(-.-)zzZ。
 それはともかく、中西準子さんの雑感「食品安全に関する国際問題とリスク評価」に「グローバル化なくして、食品の安定供給はない。もし、自国主義、或いは地域主義に拘っていれば、先進国でも飢餓がありうる。それにも拘わらず、どこか遠くで生産されるということで不安を持つ。これは、現代の先進国におけるひとつの病気ではないか」という記述があって、なるほどねぇ・・・と思いつつ、“自国主義”“地域主義”にもフードマイレージって文脈では肯定的にみるべきじゃない?って思ったりする。無論、中西さんは先刻ご承知なんだろうけれども。
 面白かったのは、「リスクに対する嗜好(?)に国民性がある」として「病害虫による汚染、生物汚染については、米国は神経質なほど厳しく、私から見ると、気分が悪くなるほど消毒が行われている。ところが、欧州は、俗な言い方をすると不衛生である。しかし、殺菌などのために使われる薬品は嫌う(薬品や添加物のリスクは気にする)傾向がある」というところ。



 一般に市民団体などの言う食の安全は、その“嗜好”が米国でなく、欧州が理想とされてるわけで、GMもそう。要は反米・反グローバリズムの立場。
 でも一概にEUの<食の安全>が優れてるのかって言えるのか?アメリカとEUの対立には貿易紛争で、それぞれの“国益”を主張してる面があるわけで、一方に肩入れして良いのかな・・・って疑問がずっと付きまとっているんだ。
 天然系の甘味料でよく批判されるステビア。発がん性の疑いが否定されていないので流通禁止されてるのに日本では使用が認められてるとネガティヴによく紹介されるんだけれども、添加物としては認められてないが、食用は認められてるそう(安心!?食べ物情報-Food-Review-231号)。そこは手続き上の問題というから、一概に安全・危険って決め付けるのはよくないってことだろうか。要は文化の違い。その一方の“文化”を正しいって言うのはどうなんだろう?形を変えた西洋礼賛かなとも思っちゃうんだけども。

アクセス不能で一日休眠です

2006-08-22 05:28:31 | 身辺雑記
 AutoPageサーバーメンテナンスが今日の明け方近くまで長引いて、12時間どころか約1日アクセスできない状態に\(゜□゜)/。この日記もブログ化して初のお休みを頂きました。ま、昨日、体の調子も凄く悪くて、無理して書かな方が良かったのかもyellow6



 おかげで天使のやすらぎでヒーリング関係のCDの視聴をしながらあれこれ品定めをしておりました。こういう関係のものって人それぞれで好みが全然違うしねぇ。僕は好きでも人によっては頭が痛くなったり、 「これのどこが癒しなんだ」って怒る人がいたりして(苦笑)。
 個人的には民族音楽って好きだから、アフリカン・ヒーリングが良いなって思うんだけど、早朝覚醒なんて起こすこともあるから、究極の眠れるCDなんてのには興味ある、本当に眠れるのかなぁ?
 ただひたすら自然音聴いてるってのも良さそうだし、とにかく気持ちよく過ごせる、眠れるものを選びたい。あ?まだ6時前だ。まだ早いし、もう一眠りしようsleep。それではまた!

お知らせ

2006-08-20 23:25:41 | ノンジャンル
 明日8月21日(月)は、ブログのサーバーメンテナンス作業のため
午前8時~午後8時までブログが見られなくなります。ちなみに別に休眠するわけではありません。その間、しばしのお別れです。12時間だけですが(苦笑)。

熟睡、熟睡、熟睡・・・

2006-08-20 21:45:30 | 身辺雑記
 「猛暑 長野3年ぶり36度超す」なんて記事があるくらいすごい暑さ(最高気温36.5℃)。こういう日が休日だと何か得をした感じがするっていうか、配達してたらどうなってたことか。夏の甲子園決勝は延長15回引き分け再試合だっていうし、昔から見れば日程が緩和化されたと言ったって、この炎天下で野球やるなんて正気の沙汰じゃあないって思うよ。引き分け=両校優勝でいいんじゃないの?って思うけど、他の人はどうなんだろ。
 この暑さで出かける気にもなれずに、午前中にアゲイン行って、ダイソーで必要な買い物を済ませて、インドショップ(?)を覗いただけで早々にウチに戻って、午後は昼寝。熟睡熟睡熟睡(-.-)zzZ。
 土曜日が不眠だったんで、とにかく時間が出来たら、眠れなきゃ安定剤でも昼間から飲んで、睡眠時間だけは絶対確保しようと思ってたのだ・・・で、結果はエアコンの風が当たるところにうつ伏せになって、そのまま死んだように眠ること3時間clock。意識が明瞭になるまでさらに1時間以上。とにかく寝たおした一日であった。



 おかげで気分いいです。ホントは部屋の片付けとかもしたかったんだけどね、生理的欲求には勝てん。
 先週届いた岡野弘幹という人のCDとDVDを今は観てる。こういう音楽ってどういうカテゴリーに入るのか分からんけど、民族楽器に自然音、宗教色の入った独特のサウンドははっきり言って僕の好み。DVDは、そのサウンドに合わせたビデオクリップみたいなもん。それにアロマライトが加わってなんか独特な世界になってるなこの部屋って。
 (↑)のスティッチは貰いもん。さすがにこの部屋にはミスマッチなんで車ん中に置いてある。黒白のコントラストだと<のろくろ>みたいだな、これってyellow16
 久しぶりにたまたま覗いてみた きっこのブログで“ゲド戦記”について書かれてあったのでどれどれと読んでみた。
 書いてあるのは映画評じゃなくて(本人は観てない)、原作者が発した映画への厳しいコメントを紹介するって趣向。大々的な宣伝とは裏腹にどうも評判は?らしんだけど、原作をアレンジしてもそれなりにその作品の世界観が生かされてれば良いとは思うわけ。2時間の映画にストーリーを詰め込むのは所詮無理なんだから。そういう出来栄えになってるかどうかの映画評は超映画批評「『ゲド戦記』35点(100点満点中)」でも読んでおこう。僕は映画館には行かない人だからね。ま、評判がよければ、DVDは買おうかという人。
 以前「スチームボーイ」をボロクソに書いたことあったけど、アニメって声優が棒読みだと致命的。声優が酷評されてるとちょっと観る気にはなれないよなぁ。ま、今現在115分の大作を観る気力も体力もないんだけど。

問題は牛乳有害説だけじゃない

2006-08-19 20:56:29 | 食の安全
 毎日新聞の小島正美(男性)記者と言えば、環境ホルモンが話題になった98年当時、市民団体側の立場の記事を大量に書いた“市民派”として一部ではよく知られている。最近ではリスク(確率)とハザード(危害や危険性)の違い、リスクをどこまで許容するか、トレードオフの問題など分かりやすさで白黒付けたがるマスメディアの一般的なスタンスと異なる記事を書く、「勇気ある転向」をした人だ。
 その小島記者が「牛乳:「有害」本が波紋 でもやっぱり「有益」は多数派」という記事で俗に言う“牛乳有害説”の賛否を手際よく解説してくれている。
 それにしても何十万部にもなるベストセラーで、軽率にそんなこと論じるのはちょっと問題じゃないかって思う(≧▽≦)。少なくとも「反論」の方に遥かに説得力があるんじゃないか。
 僕は牛乳は好きな方で、毎朝コップ1杯は欠かさず飲む。そりゃあ、一日の食事の過半が牛乳を飲むような極端な生活をしてればともかく、普通に飲む程度で重大な問題など起こりようがないって考えるのが、常識ってもんである(関連サイト)。



 一方であれだけ反GMで騒いだ陣営は、この有害説にはだんまりを決め込んでいる。主張するのは、UHT殺菌の問題性を批判するだけ。牛乳有害説って牛乳そのものの否定なんだよ。ま、低温での殺菌の方がマシってニュアンスはあるんだけど。ところで僕は低温殺菌の牛乳の方がずっと美味しいとは思っている。ただそれは嗜好の問題とより良い原乳でなければ製品化できない(関連サイト)という付加価値を買ってるだけで、UHTが偽者だなんだという議論には組しないよ。
 ひどいのになると「アメリカ、イギリス、オーストラリア、北欧など酪農先進国では一般には売られていない牛乳のカスを日本では栄養価が高く体に良いと学校給食や病院食で出しています」なんて記述まである(牛乳の熱処理問題)。
 冗談じゃあない!UHT牛乳が主流の日本は異常だって、よく否定派は言うけど、ヨーロッパの主流はパスチャライズド・ミルクとロングライフ・ミルクなんだよ(より安全な殺菌技術の進歩)。その辺の間違いがなぜ起こったかについてはここを参照。
 繰り返すけど、僕は低温殺菌牛乳に味と品質に優位性を認めるって立場(異論は当然ありうる)。だけど、自己の主張を正当化するためにご都合主義の言いまわしをして良いわけがない。その点で「牛乳有害説」も一部の「UHT批判」も変わるところがないように思えるんだ。