うたたね王子の憂鬱

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絆の色は十人十色

2011年02月10日 | 銀魂 刹那の少女
注意:多少オリジナルと主人公ひいきしてます!



威「人とは哀れなものだね己にないもの程欲しくなる
  届かぬものに程手をのばす」

太陽の下銀時にやられた鳳仙を見下ろす神威

威「夜王にないものそれは陽
  旦那あなたは太陽のせいだ乾いていたんじゃない 
  あなたは太陽がないことに乾いていてんだ
  誰よりも疎み憎みながらも誰よりも羨み焦がれていたんだ
  夜兎が決して手に入れることのできない太陽に
  冷たい戦場ではなくあたたかい陽の下で生きることに
  決して消えないその目の陽に故にその陽を奪った
  そしてそれでもなお消えぬ陽を憎み愛したんだ」
鳳「ククク」
威「!」
鳳「愛?一体何処でそんな言葉を覚えてきた神威
  そんなものわしが持ち得ぬのは貴様が一番
  よくしっているはずだわしと同じ道を歩む貴様であれば」
威「・・・・」
鳳「神威お前はわしと同じだ戦う術しか知らぬ
  欲しい者は全て戦って力ずくで奪う
  気に食わぬものも全て戦って力ずくでねじ伏せる
  愛も憎しみも戦うことでしか表現する術を知らぬ
  神威お前もいずれ知ろう年老い己が来た道を振り返った時
  我らの道には何もない
  本当に欲しいものを前にしても
  それを抱きしめる腕もない
  爪をつきたてることしかできぬ
  引き寄せれば引き寄せる程爪は深く食い込む
  手をのばせば伸ばすほど遠く離れていく」

何かを思い出すように目を閉じる

鳳「・・・何故お前さえもわしを嫌う」

太陽に手を伸ばす

鳳「何故お前さえわしを拒む」

体が音をたて壊れていく

鳳「何故こんなに焦がれているのに わしは乾いてゆく」

鳳仙の目が光を失う

鳳(見えぬもう何もいかなる陽も度届かぬ真の夜
  死してなお夜を往くが夜王の運命か)

歩いて行く彼そんな彼を一つの光が照らす

鳳(これは・・この陽は)

閉じていた目を開ける

鳳「日輪」
日「やっと見せてあげられたずっと見せてあげたかった
  この空をあなたに言ったでしょきっとお日様と仲直りさせてあげるって
  私・・・知ってたのよずっと
  どんなにエバりくさったってどんなにヒドイ事したって
  あなたは夜王なんて大層なものじゃないってこと位
  あなたはただこうしたかったのよね
  こうして日向で居眠りしたかっただけの普通のおじいちゃんなのよね
  ただ・・・それだけなのになのに・・・こんなバカげた街まで創って
  みんなを敵に回して」

涙をながす日輪

日「バカな人本当にバカな男」

笑顔で眠りにつく夜王鳳仙

日「・・・・」
銀「・・・・・」

パチパチ パチパチ

全「!」

威「よっお見事実に鮮やかなお手前っとは言いがたいナリだが
  いやはや恐れ入ったよ小さき火が集いに集って
  ついぞ夜王の鎖を焼き切り吉原を照らす太陽にまでなったか」

楽しそうに笑う神威

威「まさか本当にあの夜王を倒しちゃうなんて
  遠くまで来たかいがあったな
  久々に面白いものを見せてもらったよ
  だけどこんな事したって吉原は何も変わらないと思うよ
  吉原にふりかかる闇は夜王だけじゃない
  俺達春雨に幕府中央暗部闇は限りなく濃い
  また第二第三の夜王がスグに生まれることだろう
  その闇を全て払えるとでも思っているのかい?
  本当にこの吉原を変えられると思っているのかい?」
銀「変わるさ人が変わりゃ街も変わる
  これからお天道さんも機嫌損ねて雲からツラださなくなっちまう日も
  あるだろーがこいつらの陽はもう消えねーよ」

自身ありげにいう銀時

威「・・・フフそうかい大した自身だねじゃあさっそく」

普段は閉じられている目をあける

威「この第二の夜王と開戦と・・・!」

ガガガガガッ!!

自分に向けられた銃弾を軽々とよける神威

凛「神威ィィィィィィ!!」

ドオオオン!

凛「お前の相手は僕アルぅぅ!!」

壁を壊し飛び出してきたのは神凛

威「おっ!」
凛「そのねじ曲がった根性僕が叩き直して!!」
新「ダメだって神凛ちゃん!」
神「そうアル!神凛の気持ちはわかるけど!今はダメアル!!」

怪我をしているにもかかわらず
今にも飛び掛りそうな神凛を抑える新八と神楽

威「こいつは驚いたまだ生きてたんだね二人して
  少しは丈夫になったらしいね神凛」
凛「あたりまえアル!僕はあの約束を絶対に実行するネ!それまで死なない!!」
新神「「!!約束?」」
威「そいつは楽しみだな
  まぁ出来の悪い妹達だけどよろしく頼むよ
  せいぜい強くしてやってよあと君ももっと修行しておいてよね」

後を向きながらいう神威

銀「オイッお前」
威「好物のオカズはとっておいて最後に食べるタイプなんだ
  つまり気に入ったんだよ君が
  ちゃんとケガ治しといてねまァ色々あると思うけど死んじゃだめだよ」

その目には狂気を秘めている感じがする

威「俺に殺されるまで
  じゃあねお侍さん神凛」

屋根の上から飛び降りた神威

凛「待て!神威!!神威ィィィィィ!!」


つづく!

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