うたたね王子の憂鬱

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昼間に飲む酒は一味違う(1)

2011年02月10日 | 銀魂 刹那の少女
注意:多少オリジナルが入ってます!(主人公贔屓目)


阿「たまげたねェ吉原に陽が昇ってやがる陽が昇ってるってこたァ沈んだのは夜王ってわけかい」
威「さぁね負けた奴に興味はないよ阿伏兎」
阿「こいつは手厳しいやこれでも頑張った方だろ
  なんせ相手はあの夜王を倒しちまうほどのお嬢さん達だなぁお兄さんよ」
威「・・・・阿伏兎また悪い癖が出たね
  俺とやり合った時もそうだった同胞を大切にするのは結構だが
  加減したまま力を出し切れず負けるなんて夜兎の風上にもおけやしないよ
  お前は夜兎の血を愛でるあまり最も血にはずべき行為を行ったんだ」

ゆっくりと阿伏兎に近づく神威

威「言っただろ弱い奴に用はないって」
阿「・・・俺ァ加減した覚えはないがね
  だがあの逸材をこんな所で消すのは勿体ないと思ったのも事実だよ」

阿伏兎は神凛と戦った時のことを思い出す
あの時たしかに自分は殺すことを躊躇した
彼女のあの姿が今自分の隣にいる彼と余りにも似すぎていたからだ

阿「あの時のあのお嬢ちゃんはアンタににてたよ団長だからかねェ
  アンタとあった時と同じ感覚だった、実に面白い兄妹だよ」

阿伏兎に手を上げる神威

阿「嬉しいねェ有望な新人が続々と夜兎の未来は明るいぜ
  これからはお前達の時代だ俺達古いうさぎは
  月に還るとするか」

ゴトッ

阿「ありゃ?どうゆう風の吹き回しだ(絶対殺される思ったのに)」
威「阿伏兎俺もお前と同じだ将来が気になって一人殺れなかった男がいる」
阿「・・・・・」
威「真の強者とは強き肉体と強き魂を兼ね備えた者
  そんな者とは程遠いもろい肉体とくだらないしがらみにとらわれる
  脆弱な精神をもつ男だ
  だがそれでもあの男は夜王に勝った
  何度潰されても立ちあがり圧倒的な実力差をくつがえし最後に戦場に生き残った
  ・・・面白いだろうやっぱ宇宙は広いね夜兎が最強を称するのはままだまだ早かった」

神威の目はまるで新しいおもちゃを見つけたようだ

阿「・・・」
威「まだ宇宙にはいたんだよ俺達とは全く別の形の強さをもった連中が
  侍という夜兎に匹敵する力をもつ修羅
  ワクワクするじゃないか
  あの獲物は俺のものだよ誰にも手だしはさせない」

それは狂気を含んだ瞳

阿「・・・・・・」

阿伏兎は自分と戦ったあの少女の姿を思い浮かべる
あの二人の少女片方はともかく
自分と戦ったほうは彼に近いかもしれないと

阿「(やっぱ・・・似てるねェ)」
威「吉原の変をしれば元老は黙っちゃないそうなればあの男達もタダではすまないだろう
  俺は世渡りが苦手なんだ阿伏兎お前にはまだ生きていてもらわないと困る」
阿「つまり元老を黙らせ侍共を死なせぬ手を考えろと?
  オイオイ冗談よせよ何で俺が同族でもないこんな辺境の星の蛮族のためにそこまでしなきゃならねーんだ」
威「だって阿伏兎言ってただろ宇宙の海賊王への道を切り拓いてくれるって」
阿「それとこれとは別だろ!!オイ!きいてんのかオイすっとこどっこい」

神威は笑顔を浮かべながら鳳仙に言われたことを思い出していた

威「(・・・旦那俺はそれで結構だ欲しいものなどない振り返ることなどない
   前しか見えない眼前に広がる新たな戦場
   それこそが俺の求めしもの
   誰よりも強くなるため行く何よりも強くなるため進むたとえそこに護るものなど何もなくとも)」

二人は自分達の船に戻っていく

威「あっそうだ阿伏兎」
阿「なんだよ」
威「阿伏兎が負けた相手ってどっち?」
阿「お前さんによく似たほうだよ」
威「そうやっぱりね」
阿「なんなんだよ?」
威「あの約束が楽しみだね♪」
阿「おい!無視か!!」

神威と神凛の約束・・・
それは神威が出て行く前に交わされたもの
「俺を倒しにおいでよ神凛が俺を倒せたら考えてあげるよ」
それは余りにもめちゃくちゃな約束
二人が生き続ける限りつづく
永遠にも似た約束・・・・・

つづく!

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