全国で約72万5000基ある橋りょうのうち、少なくとも2万4351基(今年3月末時点)が老朽化などによって早急な補修などを要することが、国土交通省への取材で分かった。国や地方自治体などが2014年7月から進めている点検で判明した。点検が完了した20万4533基の約11%で補修を要することになり、今後点検が進めば、その数はさらに増えそうだ。
橋りょうやトンネルなどの構造物は高度経済成長期に造られたものが多く、各地で老朽化が問題になっている。山梨県大月市の中央自動車道笹子トンネルの天井板が崩落し9人が死亡した事故(12年12月2日)などを契機に、国は全国で点検を始めた。
国交省によると、今年3月末までに点検が完了した橋りょうのうち、早急に対策が必要とされたのは、管理者ごとに国交省1313基(点検済みの10%)▽高速道路会社695基(同8%)▽都道府県・政令市など7663基(同13%)▽市区町村1万4680基(同11%)−−だった。
一方、トンネルは今年3月末までに全国約1万1000カ所のうち3241カ所で点検が完了。早急な補修などが必要とされたのは1464カ所だった。
早急に補修などが必要とされた橋りょうの中でも、通行止めなどの緊急措置が必要な状態とされたのは250基。市町村管理の橋りょうが大半で、財政面や人員不足から老朽化対策が進まない箇所も多いとみられる。
橋を支える基礎ぐいが露出するなどした7基で緊急措置が必要とされた茨城県古河市は、いずれの橋でも通行規制を実施した。市の担当者は「車両の重量で通行規制をかけているが、状態に変化が出れば通行止めせざるを得なくなる可能性もある。来年中には補修工事を始めたいが、7基すべてでできるかは財政面の問題もある」と話す。
建設後50年以上が経過する橋りょうは10年後には、建設時期が不明なものを除き、全体の半分近くに達するという。【毎日新聞】車両走行中に落ちる覚悟で橋を・トンネルを注意しながら走らないと、橋が落ちる。トンネルを走行するときは猛スピード天井からコンクリート蛾落下してくることことに注意して走行に注意の事、いや大丈夫です。
国交省では昼夜問わず点検を様々の機材を開発し点検していまーす・・・・しかし、点検は11%しか進んでいませんから注意してよ!
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