史上初の4校優勝となったバスケットボール男子。誰も想像しない結末に、初の栄冠を手にした本山南の瀬川主将は「目標の日本一はうれしい。でも戦っていない」と複雑な心境だった。
新型コロナウイルス禍に翻弄(ほんろう)された。準決勝の会場入りを前に、大会本部から規定による棄権を伝えられ「こういう形で試合が終わって悔しかった」と瀬川主将。選手たちは会場の外で泣き崩れたが、その後、4校とも出場を辞退して同時優勝が決まり、喜びを分かち合った。 今大会は持ち味のハードワークで実力校を連破。予選で過去3度優勝の実践学園(東京)を退けると、20日の準々決勝では一昨年の覇者、京都精華学園を7点差で下した。近畿中学総体に続く再戦で、シューター長田が徹底マークされたが「最初の5人は誰でも点が取れる」と土橋コーチ。
瀬川が最多の30点を奪い、188センチのセンター馬場らの奮闘も光った。 兵庫勢として47年ぶりの栄冠。それでも、長田は「本当の優勝は決まっていない」と満足しない。部員の多くがクラブチムにも所属しており、冬の全国U15(15歳以下)選手権に向け「次こそは勝って日本一を決めたい」と瀬川主将。次なる頂点へ、目標を切り替えた。(WEB引用投稿)
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