闘病記(脳梗塞・脳動脈瘤)

今から11年前の31歳の時に、脳梗塞を発病し、それ以後、3回の脳梗塞と脳動脈瘤を併発。それでも1日も諦めなかった。

妻の日記Ⅱ    度重なる脳血管の病気

2008-12-03 07:34:24 | Weblog
  今日は、妻の日記、第2段を掲載します。   


  2005年   平成17年   9月

 脳梗塞3回、そして脳動脈瘤どして宏ちゃんだけが、こんな思いをするの?この若さで、3回も脳梗塞だよ!でも、私はいつも、(起こってしまった事はいくらどう嘆いても仕方のない事。これ以上悪くならない様、どうすればいいのか!)だけをいつも考えていました。でも、やはり、本人にとっては、そんな簡単な事ではありませんでした。
 そりゃそうですよね!動かなくなった身体を少しでも、元通りにしたい。と思い、毎日頑張ってリハビリをしているのに、少し良くなってきたら、と思ったら、また脳梗塞。 これじゃーもういくらまた、頑張ってリハビリしても、またなるんだからいいよ!冗談じゃない!やってられないよ!と言う気持ちになるのはあたり前ですね。 
 でも、その気持ちは充分解るけど、リハビリをやらなければ、本当に身体が動かなくなり、車椅子?もっと酷ければ寝たきり?になってしまうかも?知れないんです。
 私は気持ちを抑え、嫌がる主人にリハビリをやらせていました。私は口煩いので、主人にとっては煩いな~といつも思っていたと思います。ごめんね!結構キツイ言い方してたよね!でもいつか、あの時、やってて良かった。と思う日が来るからね!
 脳動脈瘤が大きくなり、開頭手術は決心がつかず、血管内の手術でどうにかならないか?と思い、名古屋まで行ったのに、見事空振り。あれから、事態は悪くなり、また目が二重に見え「医師には手の施しようが無い。」と言われた時、流石の私ももう、目の前が真っくらになり倒れてしまいました。
いつもだったら何とか処置はあるのに、もう何もできないとなると、このまま左目は斜視で右目は二重に見えたまんまなの?そんなのってある?それに、「ベットは空いてないから他の病院に転院して貰うかも?しれません!」と当直の先生に言われ・・・いつも通院してる病院なのに、何それ?
他の病院に転院させられたら、宏ちゃんの目は間違いなく見えなくなってしまう。絶対にそれだけは阻止しないと・・・。先生に何とか頼み込み、無理矢理ベットを空けて頂きました。「よかった~ほっとしました。」
 「ありがとうございました。先生、看護師長。」
 しかしまだ、予断は許しません。
 一先ず、その場は点滴治療をして貰い、一旦家に帰り翌朝病院へ向かいました。
 主治医のO先生とお話をし、「効くかまだ解らないけど、ステロイド剤を投与してみましょう」と言われ、お願いしました。
 あの時、主人は、たぶん自分の目はもう見えなくなる。と思ったんだと、私は思いました。私の知らない所で、親・親戚、友人(会っておきたい人皆に)メールを入れていたみたいです。でも、皆が来てくれて、うれしかったのか。薬も序々に効き始め、10日余りで退院する事ができました。
 「ほんと、よかったね!」
 「神様は宏ちゃんを見捨てなかったよ」
 
 
 この続きはまた明日  
  


















コメントを投稿