闘病記(脳梗塞・脳動脈瘤)

今から11年前の31歳の時に、脳梗塞を発病し、それ以後、3回の脳梗塞と脳動脈瘤を併発。それでも1日も諦めなかった。

東京都リハビリテーション病院  歯科医永長周一郎先生との出会い

2008-12-27 17:49:28 | Weblog
  2006年  平成18年  6月   41歳

 ソーシャルワーカーの渡辺さんに職業訓練所を紹介して頂いたのと同時に、STの先生から、歯科口腔外科の永長(ながおさ)先生を紹介して頂きました。永長先生は、僕には『①構音障害』『②嚥下障害』があり、その原因のひとつに『③軟口蓋』の麻痺が挙げられるとのことでした。軟口蓋が垂れ下がったまま持ち上がらない為に、言葉が鼻から漏れてしまうし、食物が鼻に逆流しやすくなる。と言う事で、軟口蓋を持ち上げるように矯正する入れ歯(軟口蓋挙上装置・PLP)を作ってくださり、僕の声が少しでも出る様に思考錯誤してくださいました。
ここで、『②嚥下障害』について、少々ご説明させて頂きます。『嚥下障害』とは、疾病や老化などの原因により飲食物の咀嚼や飲み込みが困難になる障害をいいます。通常私達は、咀嚼した食物を舌を使って咽頭へ送り嚥下します。その時、軟口蓋が挙上することで、口腔と鼻腔が遮断されます。また、咽頭蓋で気管へ蓋をし、嚥下の瞬間だけ開く食道へと送り込みます。これらの複雑な運動に関わる神経や筋肉に何らかの障害が生じた場合嚥下障害となる訳です。以上が嚥下障害の説明です。解りましたか?要するに、僕は飲み込みが余り上手ではないのです。たまに食物を食べていると、くしゃみが止まらず、鼻からご飯が出る時があります。これにはほんと困ります。家でならいいんですが、外食先では大変な事になります。なので、僕はいつも外食する時は、ティッシュは欠かせません。ハハハ。つまり、嚥下障害には、ゆっくり味わえないというハンディが生じます。


それから、『③軟口蓋』については、図にて説明したかったのですが、貼り付けられなかったので、ごめんなさい 

舌の奥の軟膏蓋がうまく上がらない為に鼻から声が漏れてしまうのです。
こうして、僕と永長先生との新たなるリハビリが始まるのでした。


   


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