やっと最後まで読破しました。昨年ドラマ化もされた作品ですが、原作は1960年代が舞台です。が、今読んでも古臭さを感じさせない。とはいえ、一時絶版になっていたらしいです。引っ張り出してきてドラマ化したスタッフはスゴイですね(笑)貧しい生活を送ってきたせいでお金に異常に執着する人たちの物語。原作の登場人物はドラマ版より劣悪でもあり、リアルでもあります。
発達に問題を抱える子どもたちの発達支援活動をしていらっしゃるグループの実践報告といった内容で、直接私の仕事に結びつくものではありませんでしたが、興味深く読むことができました。私の施設でも難しい子どもは増えてきていますが、なかなか個別対応というのが難しく、集団の一員として見てしまいがちです。個々を大事にした支援のやり方という点では学ぶべきところがありました。
仕事がらみで勉強のために読みました。大学時代に心理学を勉強していたので基礎知識はあるつもりですが、この辺の分野は専門家でも理解が難しいみたいです。まずは自閉症スペクトラムという概念。この中にADHDやアスペルガー障害、広汎性発達障害なんかも含まれます。が、とにかく診断が難しい。主な診断の指標であるDSM-ⅣとICD-10でも微妙に診断基準が違うのです。
俳優の河相我聞さんの本です。ただ単にFANだからというのもありますが(笑)、いじめを学校の責任にするのは間違っているという考えに共感。また、小さい頃からTVに出ていたためにいじめられたという自身の体験談も披露。また、いわゆる妾の子どもだったこと、それでも誇りを持って自分たちを育ててくれた母親のことを恥じることなく語っています。
このブログでは6作目の東野圭吾作品です。東野さんの作品の中にはミステリーという形式を使って家族の問題を描いたりしているものも多いですが、本作はミステリーとしてもかなり楽しめます。時代背景としては、阪神大震災から始まっていて、その辺も重要なキーワードになっています。長編ですが、飽きさせない展開になっていると思います。先に「白夜行」を読むと、更に楽しめます。
中盤にかけて面白くなってきました。思わず一気に読んでしまいました。ヒロインである百子の、女を売りにして生きていくことを否定しながらも、女を武器にしようとしてのしあがって復讐を果たそうとする姿、ある意味「女帝」ともかぶるんだけど(笑)、その辺が作品自体の魅力ともつながっている気がします。そういう意味ではドラマ版のハセキョーはやっぱイメージ違うかな。
ドラマを見ていたので、原作を読んでみました。ドラマ版では千種役は伊藤英明でしたが、原作の方がややおじさんくさい感じかな。でも女たらしってとこはハマってるかも。あと、原作の方は少し時代が古いので、ドラマ版の方では現代風にアレンジしてある感じでした。それに少なくとも長谷川京子は極貧の少女時代を過ごしてきたようには見えないな。
物語もいよいよ佳境に入ります。銀行の話とかは経済に疎い私にはよく分かりませんが、大介と鉄平の骨肉の争いのあたりは面白く読めました。ラストはドラマと同じく悲劇的な要素が強かったですが、二子は一之瀬と結ばれ、大介の行く末が暗示されることによって、タイトルの「華麗なる一族」を覆す象徴的な役割を果たしています。ドラマとの比較でいうと、仲村トオルさんが一番イメージに合わない感じかな~。
上よりはのめりこめる内容かも!?見所(?)はやはり二子と一之瀬の恋愛でしょう。ともあれ、銀行合併の話とか、実に細かい所まで描かれていて、スゴイなあ、って感じです。相子さんは過去のある女性ということで、ドラマ版よりかは共感できますね。お母様のお育ちのこととかもドラマ版でははしょってあるところが原作を読むとなるほど、って感じです。
子どもから借りて読みました。まだ6巻までしか読んでなくて、続きがあるみたいです。簡単に言うと、よつばちゃんっていう風変わりな子どもとそれを取り巻く人々の物語なんだけど、SFでもファンタジーでもなく、割と日常を描いた作品なんだけど、独特の世界観があって、思わず引き込まれてしまいます。よつばちゃん以外の登場人物も個性的で面白いです。