ニートと発達障害の話

2006-09-11 18:31:29 | 20XX年うつうの旅
ニートを調べたら発達障害を持った人が20%位居たそうだ。「就労支援を見直さなきゃいけんな…」と、偉くて頭の良い人たちが思ったそうだ。発達障害とは先天的な脳の障害で見た目には分からないけど、自閉症、アスペルガー症候群などの軽いやつだそうだ。(以上、新聞に書いてあったことを不真面目に噛み砕いた…)

自閉症、アスペルガー症候群などの子供たちと毎日接している。最近ではTHE精神分裂!という感じの子供も増えた。騒がしい日常を更に騒がしくする役割を僕は担っている、そんな仕事を楽しくしている。

『障害』を最近では『障碍』と呼ぶ動きがある。先天的な回避出来ないハンディキャップを持ってしまった人に配慮したのだろう。リアル障碍に接している僕にとってはどちらでもいいけど、障碍者(注:どちらでもいいので、配慮を施した最新版をここでは使う)を家族に持った人にとっては重要なことだ。

発達障碍を持つ人は主にコミュニケーション能力に欠ける。したがって、面接などで面接官に「?」を持たれる場合が多い。勿論、当事者も相手のリアクションから「?」と思うが、成否を握るのは面接官であることは明白だ。んで、不採用…。「?」を持たれる「?」を思う、不採用…。これが繰り返され、次第に理解されないこと、認めて貰えないことの困難に耐えられなくなり引きこもりになって行く。

そんな構図をこれから意識して就労支援を行うらしい。

人件費を幾らかけるのか知らないが、良い事だとは思う。
関係ないけど、「へぇ~」って思ったことは『理解し辛い人間を企業は採用しない』という事実で、別にクソどうでもいい。

僕が変な感じを受けたのは「発達障碍だったよ!」って、その人に教えて「あ~、だからか!じゃあ、頑張ろう!!」っていう流れ…。何かおかしくない?

ノーマルな面接官がノーマルな人を喜ぶ性質があるにしても、「あ~、だからか!じゃあ、ノーマルっぽくなるように頑張ろう!」って…何をどう頑張るのか?

先天的なものであるから仕方ないし知的レベルで何の問題もないから就労支援を強化するんでしょ?何してるの?もっと、積極的に支援しなきゃいけない人は沢山居るんだし、発達障碍で苦しんでいる人の家族には申し訳ないけど、周りの責任も大きいと思う。

知的に問題無いのだから、習慣によって修正も出来るはずだ。勿論、学習においても。施設に暮らす子供たちは、ノーマライズする為に習慣から技能を獲得する。重度の自閉症児も殆ど(本人にとっての)苦行に耐えているさ。

放置していた家族の責任はどう考えたって大きい。変わった子供だけど、テストの点数もそんなに悪くないし、だからって変わったままにしといたんでしょ?絶対、おかしいと思う。その時になって、「我が息子は社会に適合しない!」って、急に思って、でも怖いから引きこもりさせといて「あ~、発達障碍だったのかぁ…」って、笑い話でしょう。

発達障碍なんてものは「誰にでも当てはめようと思えば当てはまる」と個人的には思っていて、その程度の所謂『変わった人』(例:喋る時に顔を近づけ過ぎるだって…)なんて幾らでもゴロゴロと居る。実際、コミュニケーション能力に問題がない人の方が僕の周りでは珍しいぐらいだ。問題はあるけど普通に楽しく暮らしている。

どんだけ深刻な問題だか知らんけど、膨大な税金を使うんでしょ?(心理士なんか配備するらしい)でも、そんなに税金をつかってでも支援しなきゃいけない人たちなんだろうか?『新法!THE自立支援法』ができてしまって施設にも居れなくなって、だからといって家にも帰れない子供が居るんですけど…。なんで、助けようとしないのかね?

極端な話、引きこもれる経済力があるのなら、引きこもっていてもいいのじゃないか?だって、先天的な脳の障碍なんだから仕方ないさ。それで、本人が幸せで別に病院にも行かなくていいのなら、それでいいじゃないか!別に明日から発達障害者を名乗って何になるのか?無理矢理、発達障碍を患った人を増やして何をしたいのか?


その前に、偉くて頭の良い人たちがやらなきゃいけないことは幾らでもある。何をどうしたいんだかサッパリ理解出来ない…。「?」「?」「?」が沢山頭の周りを飛んでいるから、イラついて蚊取り線香を点けた。もしかしたら、僕も発達障碍なのかもしれん…。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿