July,July 2011 Yellow Plant Gallery

2011-08-03 05:21:14 | AROUND THE N818

July,July 2011[エカキヲキドッテ] Yellow Plant Gallery

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なかなか、現代美術というのは、いや、アート全般に関してだけれど、よほど有名になったものや情勢がはっきりしたものでなければ、『良い!』か『悪い・・・』を判断することは難しいだろうと思う。単純に『好き!』とか『嫌い・・・』と言えるのはまだ幸せな方で、いきなり目の前に出されて「どうです?」となると、それに対して持って来るコトバをよっぽど探さなければならない。それら瞬間的に判断するのは、普通一般の暮らしをしていればほぼ不可能だと思う。

幸いにして、アートというものに対し僕は判断できるようになった。『好き!』『嫌い・・・』『快』『不快』の範囲でだけれども。

「コマカイコトハドウダッテイインダヨ!」という、教育を受けていたんだと思う。そのおかげで、臆することなく日常的にアートなるものに関われるようになった。でも、それに伴い細かい諍いなんかがついて回るから、ホントは「ドウダッテヨクハナイ、ダロウ・・・」けど、足したり引いたりしてみると、そんなに悪いことではないような気がする。生活が豊かになったとは言い切れないけど、愉快にはなった。色彩が増えたし、好きなものが増えた。ホントお陰さまで。ここのギャラリーに関わっている、アート専門外の人は、きっと皆そう思っている。

そんな経緯から、エカキの真似事をしてみた。そこに、エカキやエカイジャナイ人に手を加えて貰った。疲れたような人差し指の先に、何を描いて貰えるか?とても楽しかった。僕は、何も持っていないし見えていないから。例えば、色があるなら僕はなんらかの希望を感じるし、色以外の作為は好奇心を刺激する。これらで十分だった、僕にとっては。決まって毎年、ある期間、そんな壁に囲まれることができるのは幸せなことだと思う。

そこいらじゅうに色やカタチが踊っていて、リズムが十分建物に染み込んでいて、単調なメロディーに、・・・満たない音が鳴っていてそこに好き勝手に音が足すことができて、真面目な会話が飛び交っていて、不真面目な笑い声が飛び交っていて、没頭する人がいて、食べる人がいて、十分な量のアルコールがあって、次の日が休みで、3日間。

皆さん、どうもありがとうございました。ホントに、ありがとうございました。

 

 

 


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