Graceのスピリチュアル日記

ささやかな日常とスピリチュアルな出来事。その中で得た気づきなどを楽しくシェアする日記。

 常陸の国へ (常陸参り その1)

2008-08-13 18:21:17 | Weblog
始まりは2008年7月28日だった。
その日は朝から雷が鳴り、時折強いい雨の降る、荒れ模様の天気。
薄暗い空を真横に走る激しい稲光を見ながらふと、(龍神さま達、何かあったかな?)
と気になったので意識を合わせてみると、
緑色の龍が、獅子頭のような顔をした見慣れぬ風貌の龍に、
頭を噛み付かれている映像がみえた。 
(何?これ。まるで日本のモロコが外来魚のピラニアに喰いつかれているような…)

フシンに思いつつも、それ以上ビジョン深追いすることなく日中を過ごし
夕方「輪くぐり」に参加するため氏神様に出かけた。
「輪くぐり」とはその1年の無病息災を祈る神事。私は今年、町内の役員なので、お札を受ける役目があった。

夕方、雨は上がっていた。無事神事を終えたので、ちゃんとお礼を言ってから家に帰ろうと氏神さまに手を合わせると、
突然、お社の上に緑色の大きな龍の姿が浮かびあがった。なんだか元気がない。
(何で龍が出たの?)
と不思議に思っていると、お拝殿の中に、白い着物を召された、おじいさんの姿の神様がお立ちになり、
開口一番、『常陸の国、大宮へ行ってもらえぬか?』とおっしゃるではないか!

こっちはび~っくり!! (えぇ~常陸ってドコ?! 私に行けって?)
今までの経験から、悪知恵のついてる私は即答を避け、
(すみませんがお返事は少し待って下さい。)と言い残し、そそくさと家に戻った。

神様に行くと言ったら、必ず行かなくてはならない。言ったら大変なことになるに決まっている。
できたら聞き間違いだったらいいなあと、早速そんな場所があるのかネットで検索してみた。
すると「常陸大宮市」と言う地名が…。

(あれ~!出ちゃった。じゃあそれドコ?)と続けて見てみると、茨城の水戸の近くとわかった。
私は生まれも育ちも愛知県なので、関東のことはサッパリわからない。
水戸といえば、納豆と水戸光圀公しか知らない。
(えぇ~っ! どうやって行けばいいのよ~…  泣)

でもやっぱりあのお言葉は空耳だったかもしれないという、イチルの望みをかけて、
その道の知人に波動測定で情報の真偽を確認してもらうことにした。
結果はあっさり、
「空耳じゃないみたいですよ。それもなるべく早く行った方がいいみたい。」
と言われた。「でも行かなくて済む方法もあるみたいなので、もう1度神様に
聞いてみて下さい。」
とも言われたのだった。

その日はもう夜だったので明朝1番でお宮に聞きに行くつもりだったが
翌朝目覚めると、寝ぼけ頭にいきなり氏神様からのメッセージが入ってきた。
こっちのことはすべて、お見通しなのだ。
私は聞いたことをすぐ忘れてしまうので、慌てて紙と鉛筆で書き留める。

『常陸大宮へ行かなくても済む方法。まず、7月中に熱田の宮において水をもらい、それを持って常滑へ行きなさい。
そして空港そばの海へ向かって世界平和を祈りながらその水1本を注ぎなさい。
それでひとまず事は終わるが、それですべてではない。
8月中には常陸の国へ行ってもらわねばならない。私達は行きたいのだ。
行って慰めたい。
まず鹿島神宮、袋田の滝。それから大宮の立野神社。この神社を小さいからといってなめてはならない。
大きさにかかわらず、重要なこともある。
もう1度地図を広げてみるがよい。それによってわかることがあるだろう。
熱田の水を忘れずに持って行くように。水はペットボトルに3本。
今回は水です。水がなくて困っている。』
とのことだった。

(なんのことはない…。 結局行かなきゃなんないんじゃないのーっ!! 怒)
と思ったがここまで言われたら仕方が無い。観念することにした。(泣)

朝食を終えたあと、
(常陸か~遠いな。ひとりで、歩きとバスと電車だぞ。さてさてどうしたものか…。
レンタカーで知らない山道を運転する自信ないしな…。)
と考えながら、今一度お宮ではっきり内容を確認してこようととぼとぼ歩いて行くと、
お拝殿の中に今度は女神がお立ちになっておられる。
一瞬ぎょっとしたが、羽衣を着けた天女風のいでたち。どなたか?と思うと
『オトタチバナヒメ』という言葉が返ってきた。
(オトタチバナヒメってどういう方だったっけ…?どうして此処に?)と考えていると、
『是非来ていただきたいのです。私からもお願いします。』と切なそうにお話になる。
私の頭の中は大きなハテナ?でいっぱいになった。
(このお姫様は、あの龍神の親友なのかな?)
などと、しょうもない事を考えていると、傍らに氏神さまが現れ再び
どうしても行ってやりたいのだ。と繰り返される…。

覚悟を決めた私は
「謹んで、お受けいたします。こののちは行くべき場所がはっきりと私にわかるようにお導き下さいませ。」
と申しあげ頭を下げた。
(だってもう、そう言うしかないじゃん。)

するとオトタチバナヒメは安堵されたように、どこか、自分のお宮?へ戻られて行った。

話はそれるが、うちの氏神様は熱田大神の御分霊である。
熱田社と申しあげる。どこにでもある村の小さなお宮である。
ずっとただの氏神様だと思っていたので、先年熱田神宮に10年ぶりぐらいに参拝した時、うちのお宮と同じ、
おじいちゃん神様が出て来られびっくりした。
よく考えたら当たり前のことだったのだが、同じ神だと今いちピンときていなかったのだ。
熱田大神は「草薙の剣」ということだが、私がお見受けするに、かの神は、ヤマトタケルノミコトと思われる。
今度名前聞いてみよう!怒られるかな…。


意外な展開に今度はオトタチバナヒメを検索してみた。
「ヤマトタケルの妃の一人。海神の怒りを鎮めミコトを助けるため、自ら海に入水された。」とあった。 
(なるほど、奥さんか…。だからいらしたのね。でもなんで?)と思いいろいろサイトを見ていると、
神社巡りをしている人の、とあるブログが出てきた。茨城に世間には知られていないが、
オトタチバナヒメ神社というところがあり、あまり参拝もなく荒れた感じ。オトタチバナヒメはお苦しみのご様子、
というような内容だ。ひえ~。
慌てて地図を見てみると、どうも大洗の磯前神社の近くだが、とても解りにくいところにあるらしい。

大洗磯先神社は以前より、とても気持ちの良いお宮だと、やはりその道の友人から聞いていたため、
是非立ち寄りたいと思っていた神社だったので、本当に驚いた。
三浦半島には別に、オトタチバナヒメの有名な神社があるとも書いてあったが、茨城、
それも行こうと思っていた神社の近くにもあるなんて…。それもなんだか大変いわくありげだし…。
ここから、いらしてたのかしらん?と思ってもみたが、ともかく見つけた以上、この神社はハズスわけにはいかない。

(それにしても袋田も行こうとするとかなり大変になるなあ…。どうしよう。2泊3日でもキツそうだ。)

困った時には波動測定。とばかりに再度知人にお願いして測定してもらうと、オトタチバナヒメがお出になったことで行き先変更になり、
大宮近くの袋田や龍神峡は行かなくてもよくなったらしい。(そんなこともあるのかあ。私としては助かるけど。)
(でもそんならあの龍は何処の龍神?! 鹿島はナマズしか書いてないし、もしそいつが龍だとしても、
石で押さえ付けられてるやつを元気にしちゃったらまずいんじゃないの…?)と疑問はますばかりだった。

何はともあれ行き先は決まった。オトタチバナヒメ神社、大洗磯前神社、鹿島神宮だ。
日程を神様に聴くと『鹿島に8日』とおっしゃったのであとの二つは7日に参拝することにし、宿は潮来にとった。

さてこれで大方予定は決まった。だが仕事の関係で7月中に熱田神宮に行くのは無理。それで訳を話して再度お尋ねすると、
『8月1日なら良い』と言われ一安心。

それではいざ常陸参りへ、始動!とハラをくくったところで、つづきは明日。実はここからが波乱の幕開けでした…。 つづく

最新の画像もっと見る