モジリアーニ
監督 ミック・デーイビス
出演 アンデイー・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン
解説
悲劇的な最期を遂げた天才画家モジリアーニとその妻ジャンヌの愛の物語。
物語
1919年のパリ。芸術家が議論を交わすカフェに二人の画家が居た、一人は成功者のピカソ、もう一人は全く絵の売れないモジリアーニ。
年に一度の美術コンテストに街中が盛り上がっている、二人の一騎討ちが期待されていたが、当人はこれまでコンテストに作品を出した事が無かった。
数年前、モジリアーニは美術学校の女学生ジャンヌと出会い、恋に落ちる。
モジリアーニは彼女をモデルに絵を描くが、完成したジャンヌの肖像に瞳が描かれていなかった。
かれは、本当の君が見えたら瞳を描くという。
やがて二人は子供を授かるがが、ジャンヌの父がモジリアーニがユダヤ人であることから結婚に反対する、二人は経済的にも困窮する。
モジリアーニは肺が侵されており、半年しか持たないという、静養した後、個展を開くが、画廊の裸婦像がスキャンダルを招く。ピカソとの中が危うくなた時、生活の為にコンテストに応募するが、そこに描かれた絵にはジャンヌの瞳が描かれていた。
その最中、大金が入ったモジリアーニはコンテストを尻目にカフェで酒を飲むが、その後暴漢に襲われて半死の重症を負う、そして、・・・。
感想
画家の見る女性像は、自分の考える女性像をモデルから作り上げる、言って見れば無いものからイメージで絵を描く、従って単に好きになった女性とはかけ離れたものである。
従って、最初描いたジャンヌの絵には瞳が書かれて居なかった。
ジャンヌの愛情はやがてモジリアーニに伝わり最期に瞳を入れた素晴らしい絵が完成する。理想の女性像とジャンヌが同じになった。しかしその時には肺が半分侵されて廃人寸前になっていた。
其処が面白いところ。
感じた度 ★★☆