物語
1~7話
カン・ドンジュの父親は、長年運送会社に勤務していた、年中故障ばかりしていたトラックから、中古のタクシーを買い、これで生活は安定して一安心という所で事故に会い足を怪我して、車は大破してしまう。
車好きのドンジュを大学へ入れるために父親は必死で働き、母親が居ない父子家庭、父が溺愛するドンジュには姉のドンヒと、弟のドンソクが居る。
姉のドンヒはアメリカの基地の近くに住んでいた事から、マイケルという米兵と親しくなり、サニーという子供が出来る、そこで父親はドンヒを勘当して家から追い出す、ドンヒと仲の良い弟のドンソクは、喧嘩早く短気で喧嘩ばかりしてその度に警察のご厄介になり、示談の金を工面して、父親はこの弟も毛嫌いしていた。
ドンジュは小さい時から、車に憧れて、父親の思うとおりの子供に育った、大学卒業の時に、車のデザインコンクールに参加したが、この時、優勝に自信があった、しかし、オ・ハリヨンという女性に優勝をさらわれた
そして、優秀な成績で大学を卒業した。 父親は、小銭をためてドンジュを留学させたいと土地を買っておいた、その金で留学しろという父親だったが。
アメリカの兵隊マイケルの子供を生んだドンヒは、マイケルとアメリカへ渡った、姉思いの弟はこのマイケルが酒癖が悪く気に食わず再三喧嘩して、最後に自暴自棄になりバーの中であばれ火をつけて逃走した。
しかし、捕まってしまいその倍償金をドンジユが留学のために取っておいた土地を売り支払った
アメリカのサンフランシスコへ渡ったドンヒは、マイケルと生活を始めるが、マイケルの酒癖に困って居た。
正気になると大人しくて、ペンキ屋の仕事に出ていた、そんなある日の事、弟のドンソクが姉を頼ってやってくるそして居候、サニーの子守をしていた。喧嘩が昔から強いドンソクは、町の賭けボクシングでもチャンピオンになった、少々の金は入るが姉のドンヒは怪我ばかりするドンソクの生き方に好意を持たなかった。
大学は卒業し弟のために留学を断念したドンジュは、地元の自動車会社のキリヨン自動車に就職した、同時に其処へデザインコンクールで優勝したオ・ハリヨンも新入社員として入ってきた。
仕事は二人とも車のデザインを作り出す仕事を命じられた。その頃、キリヨンのライバル会社セリュン自動車では、”カーデンジャー”という国産車を出して売り出そうとしていたが、キリヨンは自社製の車は無く、日本車のホンダの”ミラージュ”を輸入して売る作戦に出ていた。
セリュンに勝つには何が何でも自社製の車が欲しい所、そこで新人のドンジュとハリヨンは新しい車のデザインを早急に作り出せと命ぜられる、その中で、二人はお互いに好意を持ち始める。
寝る暇もなくデザインを考え”ファイター”という車を作ったが、会社はあくまでもミラージュで勝負するといいその車は没になった、また、ライバル会社のセリュン社製”カーデンジャー”はエンジンが爆発する事故が起きた、それをキリオンは、粗製乱造の自社製国産車とマスコミで宣伝しミラージュを売り込んだ。
づづきはほーむP「はずれの映画辞典」