2004年 パク・チョンウ監督 イ・ソンジェ パク・ソルミ
解説
ダンスが好きになった男が居る、この男は、自分を芸術家だと自称している、この男とダンスをすると女はその幸福感がたまらない、そして男が困って居ると聞くと、多額の金をこの男のためならと出してくれる、それが、女をだます詐欺だと警察は追う。しかし、男は本当に踊る事が好きなだけだった。
物語
ヨンファは女の刑事だ、非番なのに呼び出されてパク・プンシク(イ・ソンジェ)という男を調べて証拠を見つけ出し逮捕しろ、そのためには、彼が入院している病院へ仮病で入院しろという命令が出る。
ヨンファはそっと彼に近づく。そして彼のこれまでの話を聞く。
フトしたきっかけでダンスの魅力に取り付かれたと彼は過去を話し始める、5年間妻と子供をほっとらかしてダンスの修行を積んだ。しかし、社交ダンスをするところはない、仕方なし邪道だと信じて居たが、キャバレーへ出かける、そこで、相手のいない寂しい女性を見つけてダンスを踊る、そこである女性を見つけて親しくなる。
しかし、金が無くそう何時も其処へ行けるわけが無い、そこでその女性に連絡しないで居る。
女はそのダンスに魅了されてパク・プンシクが好きになる、夫はそんな楽しみを味あわせてくれないという。プンシクは自分の事業がうまく行かないで居たので、金策に駆けずり回り、ダンスどころじゃないとその女性に話す、女性は彼に事業の建て直しの金だと大金を貸してやる、そしてこれでこれまでの関係を絶つ事にする。ダンスはそのぐらい女性には魅力が有るものらしい。そういう事を何度も繰り返して来たのだと語る。
ヨンファもダンスとはそれほど面白い物なのかと彼に教えて貰うが、やっぱり女性としてはうっとりとして良いものらしい、彼女までも虜になる、しかし、其処は刑事、ミイラ取りがミイラにはならない、あなたのやっている事は、単なる女のヒモじゃないかとなじる。
しかし、そうでない事実が次に起きる、そして話は意外な展開をする。
感想
ダンスという韓ドラには珍しい分野だ、冬ソナにチェリン役で出ていたヨンファ刑事が素晴らしいダンスを踊るが、他の俳優も素晴らしいダンスを見せてくれる、韓国の役者の層の厚さを見た。
物語もなかなか面白く見せるのでダンスと共に楽しい映画である。
感じた度 ★★☆