八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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茶臼岳~八幡平山頂高山植物盗掘防止パトロール

2016-08-11 09:00:14 | 公園施設維持管理

8月8日、茶臼岳~八幡平山頂間の盗掘パトロールに行ってきました。

山の様子をお知らせします♪

朝から天気も良く、茶臼岳登山口に向かうためアスピーテラインを走っていると、遠くに鳥海山、さらには月山までもが望めました。

なかなか目にする事のできない光景に思わず車を停めて一枚、上手く撮れない・・・

茶臼岳登山口に到着、いよいよスタートです。

朝から気温もどんどん上昇!すでに汗だく、先が思いやられます・・・

まずは、これから最盛期を迎えようとしているヤマハハコのお出迎え。

熱い日差しに白い花が眩しくみえます。

クロウスゴの実が良い感じに熟してました。

こちらはハリブキ。

赤い実が目立ちますが、葉も茎も細かい棘だらけ、下手に触ると痛い目に合うッス。

ヨツバヒヨドリも花盛り!

オオカメノキの赤い実が青空に映えます。

オガラバナの実もだいぶ成長してきました。

というか・・・ 写真でもお解りいただけるかと思いますが、とにかく日差しが強い!風もほとんど無く、汗が止まらないです・・・

茶臼岳山頂にノスリの姿が! 上昇気流に乗って優雅に飛んでます。

あそこに行けば風がっ!! 少しで良いから風にあたりたい・・・

なんだか少し早い気もしますが、エゾオヤマリンドウが見ごろを迎えようとしています。

茶臼岳山頂到着。 ようやく弱い風にあたり、木陰で一息です。

木漏れ日に輝くアリドウシランに心も和みます。

さて、先を急がないと。 黒谷地に向けて出発です。

登山道脇に熟したベニバナイチゴの実がみられます。 これまで目にしてきた実も、このベニバナイチゴの実も鳥や動物たちの大切な食料に

なります。

日当たりの良い場所ではアザミの花が咲いてました。

黒谷地到着。 湿原は緑に覆われ、ウメバチソウの白い花も見られます。

もうすぐ源太森、笹の葉の上にカオジロトンボが休憩中です。

暑い日はトンボも休憩が多くなります。

今度はキアゲハ。 こちらは花から花へと大忙しです。

キンコウカの上でもアキアカネが休憩中でした。

八幡沼北側の湿原では木道の間からエゾオヤマリンドウが顔をのぞかせていました。

ゆっくり休みながら、のんびりと散策されてる方が沢山いましたよ♪

私は暑さと汗でグダグダですけどね・・・

枯れかけたコバイケイソウの葉と鮮やかな紫のタチギボウシのコントラストもきれいです。

沢山咲いて、私たちの目を楽しませてくれたニッコウキスゲも大きな実をつけています。

オオシラビソの球果も夏の日差しの下でグングン成長しています。

陵雲荘近くではウメバチソウが見頃を迎えています。

山頂まであと一息。 振り返ると八幡沼を吹き渡る風が涼しそうです。

というか、涼しかったです。 気持ち良くて帰りたくなかったんですが・・・

八幡平山頂。

これは! アカバナのように見えるのですが花色は白・・・

誰かが言ってました。「シロバナアカバナ」・・・ 

マヂか・・・

なんだかんだ言って、こういう景色に足を止められます。

夏らしい風景ですね。 水面に映る青い空と白い雲、鏡沼の風景です。

さてさて今回の行程、少々急ぎ足でしたが夏の八幡平を楽しみながらのパトロールとなりました。 楽しみながら!? いやいや、お仕事です

よ。

少しだけ季節を先取りしている植物もあったりしますが、みなさんも夏の八幡平を楽しんでみてはいかがですか?

あ、お出かけの際は、紫外線対策と熱中症対策をお忘れなく。

 

                                              工藤

 

 


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