八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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9月22日 「あけびつるでフルーツかごを作ろう」開催しました。

2018-09-26 14:30:05 | イベント

9月22日 霧


大沼はあいにくの濃霧。大沼が一望できる会場・八幡平大沼茶屋湖さんからの景色も朝はこんな感じでした。


そんな中、4名の方にご参加いただきました。
案内人はご存知!「工房 寿限無」のじゅげむさんこと田中潔さん。


いつものごとく、あけびつるから出ている根を切ってバリ取りします。


丁寧に、丁寧に・・・。
根気のいる下処理や、まっすぐなツル(地面を這っているもの)を探す苦労を思うと、
あけびつるのバッグなどが高価な理由もよくわかります。 


下処理の終わったツルで丸い枠を作り、井桁に差し込んだら・・・ 


はいっ!かぶりまーす!


遊んでないよ!カゴの深さを出すための大事な作業です。
じゅげむさん曰く、「ヒザでやってもいいですよ」って。
ええー!かぶったほうが画的に面白いのにぃー(すみません)


さあ、いよいよ「みだれ編み」の技法で、自由にツルを編みこんでいきますよ。
自由に、といってもいくつかのルールがあって、時々頭が「????」となりつつ、
じゅげむさんのサポートを貰いつつ、作業を進めます。

 


窓からの景色は霧が少し腫れてきましたが、雨模様。チラ見せモードの大沼。


柔らかな物腰でお話ししてくれるじゅげむさんのサポートは、とってもわかりやすいです。


時間も忘れて作業していたら、あっという間にお昼。一息入れましょう。


ランチは1階の食堂で。普段でもランチ営業しています。
スタッフ葛西は比内地鶏の親子丼にしました。地のものを使った食事は観光客の方にも喜ばれるでしょうね。


茶屋湖ランチで鋭気を養い、午後の部です。
持ち手を付ける方は、ここでヤマブドウのつるの持ち手を選びました。
曲がり具合も自然のままですよ。


持ち手にもあけびつるを巻き付けていきます。


こちらは持ち手なしバージョンで完成!出来具合はいかがですか~?


位置を整えながら巻き付け・・・


こちらも出来上がり。
やっぱり、パシャっとしないとね。


「あれ?まだ2時なのに、みんな完成したみたいだよ」
「まじか!仕事早いなあ。じゃ、コレ、作ってみる?」
「コレって?」「うちらの足元の土台になってる、コ・レ」


というわけで特別講座・玉結びにチャレンジです。
これ、樽のタガに使われたり、休憩にしてアクセサリーにしたりする結び方ですが
実は数年前の開催時に全員が大苦戦した実績(?)があるのです・・・。


「がんばってねぇ~・・・( ˘ω˘)スヤァ・・・」
ちなみに、このふくろうたちもじゅげむさんの作品。


最初の頃こそ、笑顔が混じりますが・・・


皆さんの顔から笑顔が消えています・・・ツルを通す方向でだんだん混乱してくるんですよね。
「先生の近くで見ながらやる!」と、大集合して真剣に作ります。
一度コツを覚えた方はすいすいと進みましたが、
スタッフさやね~は4回もほどいてやり直し。よっ!不器用!


無事玉結びが全員完成し、作品のお披露目。
そのままでも存在感があるけれど、果物を飾るとより素敵!


持ち手なしのカゴもいいですねー。網目が細かくて丈夫そうです。 


こちらはパンを入れてみました。シンプルなクロスを敷いてのせても絵になりそう!


こちらは、庭で摘んだ野の花をあしらって。
「フルーツかごを作ろう」だけど、自然素材だから使い方は無限大です。


そしてこちら!手のひらサイズのワタリガラスちゃんの巣ができました。
カゴの材料から間引いたツルと、最初に取った根っこの部分を再利用♪
頭に載せた玉結びの冠でとっても高貴なお方に見えます。


それぞれがそれぞれの作品を撮影会。


終わるころには霧も晴れ、窓から大沼がくっきり見えました。
終了後は、大沼散策や大沼茶屋湖さんの湯っこなど、それぞれ楽しんでいただけたようです。


ご参加いただき、ありがとうございました!
大事に使えば一生もの、ぜひ普段の生活に取り入れてくださいね。

案内人のじゅげむさんは、秋に他所のイベントにも出展予定です。 
テンパークまつりJAF青森支部主催のイベントをチェック!

次回は皆様のご参加お待ちしております。

(さやね~)


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