八幡平山頂近くはミネザクラが見ごろです。
雨で花が重そうです。
ベニバナイチゴも・・・
ガマ沼は風もなく、残雪の逆さ風景が映って幻想的。
どこかでシラネアオイの大きな株が花を咲かせていましたが、山頂周辺で見つけたただの一輪。
オオカメノキも葉を展開したばかり。この3枚の葉に目がとまり、一枚。
山頂からの歩道は雪が消えたばかりです。
広い湿原は山岸の方に残雪は見えますが、一面のイワイチョウ、チングルマ、ヒナザクラなどが広がっていますが、開花はもう少し先のようです。
条件の良い所にはショウジョウバカマが咲いていました。
イワナシも目立たず、ひっそりと。
ヒナザクラも。
やはり、雪が残っていました。歩道が雪で隠れていますが、なんとか木道の一部が見えているので進めそうです。
このコースは原始の八幡平を感じることができる所と表現された方がいます。ただ、歩道の整備がされていないため、湿原の歩道は人の入り込みによってしだいに姿を変えてきていると感じていました。
この木道は、パークボランティア「ヒナザクラ会」の皆さんが、八幡平山頂展望台の廃材を雪のある時期に人力で、数年がかりで運搬して設置したものです。
広い湿原がつづきます。
この湿原はほかの植物の侵入を阻むようにイワイチョウで覆い尽くされています。
草ノ湯分岐近くのワタスゲはその果穂が雨でぬれて重そうです。
草ノ湯分岐の道標の前にはチングルマが咲いていました。
草ノ湯分岐の歩道を挟んでこちら側にはヒナザクラが、きちんとすみ分けをしているようです。
日照の条件的にはヒナザクラは北向きですが、湿原ですのでどちらに向いていようとあまり関係ないのか。と気が付きました。
雨に濡れたショウジョウバカマの透き通るようなピンクがとても綺麗だと思います。
あいにくの雨でしょうか、花を見るための恵みの雨なのでしょうか。
風もなく、鳥の鳴き声だけの「静寂」です。
そして、白花を見つけました。
葉の展開前に花を咲かせるという忙しい花、サンカヨウはまだでした。
この橋もパークボランティア「ヒナザクラ会」の皆さんの手によります。
ここまで運ばれた廃材はこの場所で歩道として再利用するために設置されました。
(山頂で二十年、この場所で生涯・・・)
シラネアオイの群生を見つけましたが、雨でやはり重そうです。
ここでもまた白花を見つけました。
田代沼はミズバショウが見ごろです。道標の向こう側は「南部沼」、旧藩時代の呼び名です。
そして、道標の手前側は「秋田沼」と呼ばれています。歩道をはさんで「南部沼」と「秋田沼」この歩道が県境になっています。
どこまでも広がる湿原は八幡平の代表的な景色ですし、大切にしたい場所の一つです。
黙々とこのコースの木道整備に当たられた人達に感謝したいと思います。
草ノ湯コースはまだ早春、これから花々が咲き乱れ、見ごろを迎えます。
晴れの日も小雨の日でもいい所です。
あべ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます