岩手山外来種駆除(セイヨウタンポポ等)の第6回目(今年度最終回)を、10月5~6日に八合目避難小屋泊で行ってきました。
お鉢・妙高山、9合目、8合目、平笠不動の4箇所を作業します。
10月5日(1日目) 霧
お鉢・妙高山の作業です。
この日の早朝は雪が降っていたようです…
外輪山での作業
一瞬霧が晴れました!
ミヤマクワガタを発見!標高2,000m付近まで飛んでくるんですね!
もう亡くなられていました。
御鉢の気温は1℃で風もあり寒かったです。
翅の退化したハヤチネフキバッタも寒くて動きません。
もう役目を終えたようです。
お鉢ではイワブクロやイワスゲなど高茎の植物のほとんどが枯れており、セイヨウタンポポが探しやすい状況でした。
特に、イワスゲの中に混じって生育しているタンポポはこの時期にしか見つけられない状況です。
紅葉したセイヨウタンポポを発見!
まわりの植物を傷つけないように掘り、
長い根を切らないよう駆除します。
作業後。
10月6日(2日目) 晴天
9合目、8合目の班と平笠不動の班に分かれて作業しました。
9合目作業中
旧9合目避難小屋トイレ跡 作業中
小さなセイヨウタンポポを発見
作業中
作業後
モヤシサイズのタンポポはなかなか見つけられません…
作業前
作業中
根が長くて大変です。
作業後
8合目避難小屋周辺での作業
避難小屋の周りを探します。
作業前
作業中
なんだ??
根が長い!!!!!
作業後
こんなにありました!
根を途中で切ってしまうとまたそこから生えてくるため慎重に作業します。
作業前
作業中
作業後
お鉢・妙高山、9合目、8合目、平笠不動の4箇所合わせた駆除数は、本数で81本、重量で0.10kgでした。
今年度全6回の合計は、本数で355本、重量では0.67kgで、昨年と比べて本数では約60%、重量では約40%です。
6年前の開始時から、年々半減しており、今年も概ね半減した状況です。
(開始時との比は本数で4%、重量では2%)
なお、今年からは、除草剤塗布による駆除も試験的に行っています。
セイヨウタンポポについては、1回の塗布では枯れないものもあり、抜取りの方が確実と思われますが、平笠不動のギシギシについては、効果確認され、効率的でもあったと思います。
今年の紅葉の進行は早く、5合目から上部はほとんど終わっており、1~4合目間が見頃でした。
強風で飛んだ葉も多いようで、色づきはいまいちと感じました。
(クマたな)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます