4月15日に開通する「八幡平アスピーテライン」は雪の回廊になります。開通前日の14日、一足早い八幡平の春を楽しんでみたいと思います。
アスピーテラインは開通に向けて毎日除雪をしているそうで、「田代沼」付近でも、ロータリー除雪車が轟音と共に新雪を吹き飛ばしていました。
雪の回廊からは青空しか見えません。
ロータリー除雪車の通過後、バックホ―がオーバーハング状に着いた雪のでっぱりを削っていました。
開通に向けての仕上げ作業です。
雪の壁が次第に低くなったころ、最高の眺望を期待できそうな「大深沢展望台」に到着です。
「鳥海山」は見えませんが、「岩手山」「秋田駒ケ岳」「畚岳」「秋田焼山」「森吉山」そして、大深沢を取り囲む蒼い山々が勢ぞろいしていました。
霧氷をまとったオオシラビソの向こうに岩手山が見えています。
雪の壁越しの山々を眺めながら、しだいに「見返り峠」が近付いてきます。
昨日か、その前の出来事だったのでしょう。オオシラビソが立派な霧氷をまとっています。
昨日は濃霧で予定の下見を中止、予報では明日からまた天気が崩れるとか。
今日の青空を当日に取っておきたいと思うのですが・・・
今日は勿体ないくらいの快晴です。
「見返峠駐車場」の除雪のため、重機が集結していました。
オペレーターの方が、昨日の濃霧は苦労したと笑っていました。そんな方たちの面白い話を聞きたいものだと思います。
雪の中から掘り出されたような「パークサービスセンター」です。
アスピーテラインから今度は登山道を進みます。
振り返ると「畚岳」、レストハウスとパークサービスセンターが見えています。
樹氷原ともいえる景色のバックに「岩手山」が、バ~ンと。
改めて思うなだらか過ぎる八幡平の大雪原。天気と気温しだいで景色は白になったり、緑になったり。
「八幡沼」のシルエットがわかります。
山頂付近にはルートを示す竹竿が2列並んでいました。
右側の傾いたものは秋田側の山岳会の皆さんが、1月に取り付けた樹氷シーズン用のもの。左側のものは今日、岩手側の公園管理員の皆さんが取り付けた、夏道を示すものです。
役目を終えようとしている竹竿と、これから、雪融けまで活躍する竹竿です。
いつまでも景色を眺めていたいほど。
桜の便りが聞かれる時期、「八幡平」の春景色の一枚です。
当日の晴天を願うばかりです。
あべ
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