八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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圧巻のニッコウキスゲ「大深湿原のお花畑に行こう」開催しました。

2018-07-30 15:20:13 | イベント

7月28日(土)圧巻のニッコウキスゲ「大深湿原のお花畑に行こう」を開催しました。

下見の日とは打って変わっての曇り空での開催です。

少しは身体への負担も減るかな?

とはいえ、熱中症対策は欠かせませんね。

まずは、開会式と準備体操。

しっかりと身体をほぐして、準備万端です。

それでは出発!

大深湿原のお花畑を目指しましょう。

ヨツバヒヨドリが咲き始めていましたよ。

曇り勝ちで湿度も高いせいか、下見では見られなかったヤマアカガエルに遭遇。

もっとも、下見では、そんなの探す余裕さえなかったんですけどね・・・

ん?ということは、今日は余裕があるのか?

ネガティブレンジャーは出てこないのか?

どうなの?

どうなんだい、くどーさん?

山の宝石シリーズ。

まずはサンカヨウの実です。

この後も、色々出てきますよ。

たぶん。

チェックしてね。

エゾアジサイも見事に咲いて、私たちを出迎えてくれます。

トチバニンジンの実。

まだ熟すには早く、青々としていますが、一粒一粒がこんなにプックリしていました。

コエゾゼミの抜け殻発見!

そういえば、この日はセミが静かです。

彼らが鳴き始めるのには、まだ気温が少々低いようです。

が、ネガティブレンジャーのくどーさんは、今にも泣きだしそう・・・

高い湿度に、既に汗だくで、下見でできた汗疹がまだ治っておらず、痒くて痒くて仕方がありません・・・

やっぱり出てきてしまった・・・

クマがミズバショウの実を食べた痕跡を見付けました。

クマいるかなー、いないかなー、出てくるかなー。出てこないかなー。

こんな時だけワクワク。

丸森川到着。

ちょっと休憩して、先を目指します。

タケシマランの実。

可愛らしいですよね。

この間見つけた目玉おやじになりかけのギンリョウソウは、連日続いた暑さのせいかグッタリしてました。

くどーさんと一緒・・・

一息つこうと上を見上げると、ツノハシバミの実が膨らんでいましたよ。

おおーっ、今日は上を見たり下を見たり、ちょっと余裕かも・・・

背中は相変わらず痒いんですけどね

ヨツバヒヨドリの花に、旅する蝶々アサギマダラが遊びに来てます。

遠く、東南アジアなどからやってきて繁殖し、こちらで生まれたものが南へと帰っていきます。

上昇気流に乗り、鳥もほとんど飛ばない程の高度を旅するらしいです。

ついでに、苦くて鳥も食べないという説もあります。

そういった事が、長旅を可能にしているのでしょうかね。

ひらひらと飛ぶ姿が優雅に見えます。

ソバナの紫が緑の中に目立ちます。

水場到着。

冷たい水で乾いた喉を潤し、これからの急坂を前に休憩です。

ちなみに、くどーさんは、ここで体を洗いたいと思いました・・・

休憩を終え、出発です。

クルマユリが花を二輪、咲かせていました。

仲良く並んで、なんだか妬けるなあ。

うーっ、急だ・・・

考えたくもないけど、現実・・・

源太ヶ岳、大深湿原の分岐到着。

辺りは霧の中、下見の時より過ごしやすい・・・

なんもかんも、過ごしやすい。

湿原への道を歩いていると、ウソが近くまでやってきて姿を見せてくれました。

オオシラビソの新芽もこんなに成長しました。

一昨年、去年、今年と、葉の色の違いが見て取れます。

くどーさんの好きな景色の一つです。

最初の湿原の入口で、しっとりと霧に濡れたニッコウキスゲがお出迎えです。

キンコウカが花盛り。

見事です。

 見て、これ。

霧の中でも、こんなにわかる程、何処までもキンコウカです。

綺麗だなあ・・・

もちろん、ニッコウキスゲも綺麗ですよ。

モミジカラマツソウとハクサンボウフウの道を進みます。

ネバリノギランの花も増えました。

ベニバナイチゴの実が葉の間に見え隠れ。

どうやら、くどーさんと一緒で恥ずかしがり屋さんのようです。

気の早い奴がいました。

エゾオヤマリンドウ。

もう少し待とうよ、ねえ。

霧の中、ホシガラスがオオシラビソの上で鳴いています。

今年はオオシラビソの球果がたくさんなので、腹一杯食べられることでしょう。

腹一杯食べすぎて、太りすぎたとかないんでしょうか?

太りすぎて飛べないホシガラス・・・

見てみたい・・・

二つ目の湿原に入りました。

チングルマの綿毛が水滴でキラキラ輝いていました。

こちらはトキソウ。

どのトキソウも私に背を向けている中、唯一彼女だけが私を見つめてくれていましたー。

んー、良い。

ヨツバシオガマも、まだ健在です。

ウサギギクも見頃を迎えていました。

エゾツツジは、そろそろ終わりかな。

やっぱりニッコウキスゲは目を引きますね。

コバイケイソウも、まだまだっ!

シナノキンバイの黄色は鮮やかです。

ですが、やっぱりキンコウカがこの日一番です。

可愛らしいイワショウブ。

ね。トキソウは、皆でそっぽ向いてるでしょ。

大深山荘到着。

お昼にしましょ。

お昼を食べたら出発です。

本来ならば源太ヶ岳を経由して帰るはずでしたが、深い霧と強風ということで、またもや湿原を通って帰ることになりました。

また、あの花たちを愛でながらかえることが出来るのです。

やはりキンコウカが目について仕方がありません。

セマダラコガネ?

オガラバナの実も翼が赤く綺麗になっていましたよ。

オオシラビソの球果。

立派に育っています。

もう一度振り返り、この景色を目に焼き付けて帰りたいとおもいました。

やっぱり山行には、こいつが居ないと♡

ヤマナメクジ登場です。

ふふ~ん♡

源太ヶ岳、大深湿原分岐まで戻ってきました。

ここで参加者から、「楽園でした~」の声をいただきました。

良かったね。

ここから急坂を下ります。

滑るので気を付けてね。

テンの糞。

どうやら、ミネザクラの実を食べているようです。

イワナシの実は、ちょっと食べ頃を過ぎたみたい。

ツルアリドウシの赤いみは、小っちゃくて可愛いですね。

こちらが花。

ツルリンドウも綺麗に咲いています。

水場到着。

まず、休め。

マイヅルソウの実が赤くなり始めていました。

カマドウマ。

めごい・・・

ツバメオモトは黒っぽい紫色。

帰りも居てくれました、アサギマダラ。

これ、大好き。

余裕があると良いものですね。

こんな、小さなものまで見つけられる。

ブナアオシャチホコの幼虫です。

森の中を歩いていると、糞がパラパラと雨のように降ってきます・・・

最後はコエゾゼミを見つけてゴール。

まだ羽化して時間がたっていないようで、翅脈や体に乾ききっていない部分がありました。

 

今回は、強い日差しがなく、下見の時よりもはるかに歩きやすかったのですが、やはり夏の山、蒸して汗だくになってしまいました。

ただ、参加者の方からもあったように、楽園という言葉がぴったりの湿原を見ることができたのが良かったですね。

今でも、目を閉じると、あの光景が・・・

ん?前回は天国、今回は楽園・・・

じゃあ、次回行ったら何なんだろう???

ま、いっか。

                              くどう

 

 

 

 

 

 

 

 


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