4月17日、お天気に誘われて、という訳ではありませんが、勿体ないような下見日和に「早春のスノーシュートレッキング巨木と沼めぐり」の下見に出かけました。
雪解けの進んだところには新芽が一杯出ていて、水の色と周りの景色に見とれています。
赤川の雪解け水が流れ、増水状態。歩道は積雪の関係で段差が大きくなっており、ステップを刻んで下りています。
大沼地熱発電所近くの森は二次林のようで、この森と人との関係について思いを巡らせてしまいます。
見慣れた「栂森」と「毛せん峠」が綺麗に見えています。ガンコウランはと気になるところですが、今日のテーマではありません。
と、ヒトの気配を感じてカモが飛び立ちました。
開けた場所にある立派なトチノ木。どうして出来たものか、でっかい穴が開いています。
そ~っと入口に近づいて、失礼!
穴のまわりを確認しています。爪痕は一杯ついていますが、新しいものではないようです。
つまり、クマが冬眠穴として使った痕跡はありますが、使っていない痕跡については確信が持てません。
相棒が考えた例の方法で・・・
ストロボをセットしたカメラだけ・・・
中はどうだったのでしょう?
こちらでもカシャ。
中はどうだったのでしょう?
雪面にここを通ったヤツの足跡が残っていました。
右からカモシカ、クマ(サイズ的に若グマ)、そしてヒト。
新しいものではありませんが、クマの爪痕がビッシリ!
この木だけが集中攻撃を受けたような傷のつき方です。
そして、「よんご沼」に出ました。水面の外側は雪解けが進み、青の縁取りがあります。
足元はグジュグジュですが、まだしっかりしています。
八幡平の「鏡沼」では、この状態をドラゴンアイと呼ぶそうですが、ほ~と見とれてしまう自然の造形です。
「よんご沼」から「よんご五尺」を過ぎ、「菰の森」北側の名無しの沼を過ぎて「長沼」に到着しました。
私たちはいつもとは真逆、「長沼」の沼尻から進んでいます。すでに昼食は摂っているので今度はシナノキの巨木を通って「菰ノ森」西側の「ツボ沼」に向かいます。
「ツボ沼」に到着しました。
この沼もまた水面の氷が解けて青の縁取りがついています。
私たちが地図で拾った沼の名前のある沼とない沼の違いは何なのでしょう。
この「ツボ沼」は名前がありますが、ここに来る歩道はないと思うのです。以前はあったのでしょうか。
変わったものを見つけました。
オオシラビソに残る〇〇棚?。確かにクマの爪痕が一杯ついています。枝が上の方に向かって折られているので自然ではありません。枝の上にはオオシラビソの葉がベット状に敷き詰められています。
クマが寝床として使ったのでしょうか? しかし、何のためにオオシラビソになのでしょう?
自分なりの仮説も立てることができず、どうもすっきりしません。
あちこちにクマの痕跡があります。
冬籠りを終えたクマたちは何を食べているのでしょう。
どこかの木の陰で迷惑そうに私たちを見ていたかもしれません。
クマも棲む森にお邪魔してみました。
当日も晴天に恵まれますように。
あべ
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