3月26日「冬の長沼・菰ノ森~クマ棚の森を歩こう~」を開催しました。
さて、クマ棚を見つけることはできるのでしょうか。
今朝は結構シバレて、集合場所の秋田八幡平スキー場の景色は目を見張るような霧氷姿となっていました。
スキー場の斜面をちょっと登って、春のような?、とは思いましたが、少し名残のラッセル。
スキー上の斜面をもう少し登ったら左に折れて「初めての森」に入ります。
「初めての森」の縁でしばし眺望を。
手前に「五ノ宮嶽」と「皮投嶽」、そのの奥に「八甲田連峰」が見えます。
ここから先は赤川の沢に向けて急な斜面になっています。
きっと、慣れてきたら尻すべりを楽しむ人も出るぞ、と思いつつ、まだスタート直後なのでちょっと・・・、という皆さんでしょうか、慎重に下りています。
水の流れる音がしていますが、赤川に架かる雪の橋を渡っています。
赤川に沿ってなだらかな斜面を登ったり下ったり。
急な斜面に残るウサギの足跡が不思議。
暖かくて気持ちの良い森の中では木の上から音もなく雪が落ちてきます。
落下中の雪の影が雪面を走る動物の影のように思えます。
ここは「赤川の森」とでもいうべきでしょうか。ついつい目が行ってしまう「キタゴヨウ」の巨木。
直径でいうと150㎝はありそうです。幹も太いが、その枝も太いという個性的な姿です。
こちらは「ミズナラ」の巨木。6本くらいの株立ちなので、直径70~80㎝程の幹の幹回りのサイズを合計すると、遠慮しても10m。もしかすると15mオーバーの可能性もあります。
正確に測定するために雪が溶けたころ、また来たいと思いますが、どうやって来るかは検討中です。
春を探すイベントではありませんが、雪面にぽっかり空いた穴の中にフキノトウが見えていました。
誰かがかじっています。
さて、ここで問題です。
穴の中でフキノトウをかじったヤツはこの穴からどうやって出たのでしょう?
穴の出口はオオバーハング状態になっており、足跡もありません。
・・・?
・・・
「穴の底にトンネルを掘っている !」
たぶん、そうじゃないかと皆さんが納得できる考えを言っていただきました。
今度はこれ !。
入り口は20㎝ほどですが、周囲に噛んだり、爪でひっかいたような新しい傷が一杯 !
クマです。
実際に使用したかどうかはわかりませんが、寝心地を確認して、入り口を広げる作業をしたことは事実のようです。
大谷地横断中 !
奥にポッコリ見えているのが「菰ノ森」長沼の戻りに、山頂からの眺望を楽しむ予定です。
夏道を使わず、「大谷地」から伸びる尾根にとりつき、眼下に「長沼」が広がっています。
沼を渡って東屋で昼食をとりましたが、沼はすでに結氷と言えるかどうか・・・
恒例と冷やかされながらも沼の雪面に70㎝ほど穴を掘ると、シャーベットの層があり、その下にはコツンコツンと固い層がありました。氷の層が緩んでいると思います。
「長沼の森」の幹周り10m超のシナノキの巨木です。この位置から見ると3本立ちに見えますが、雪の下には1本で立ち上がっている幹があります。近くで見ると大きさを実感できます。
シナノキを過ぎて、今度は「菰ノ森」登り、急坂を避け、比較的緩い北側斜面をジグザグに登っています。
少々立木が眺望を邪魔していますが、「岩木山」が見えました。
「私の家から見える森吉山」は?」
残念ながら何かの陰になっているようです。
「菰ノ森」からは少し斜度のきつい西側の斜面を滑ったり、転んだりで下りてきて、ただ今「大谷地」横一列移動中。
横一列に整列してスタートしたのですが、それぞれのペースが違うようで、すぐにバラバラ。
ゆっくり歩きたい人と、人に負けたくないという対抗意識に火のついた人と、それぞれの個性が感じられます。
どこでも歩ける冬の森を楽しみながら・・・
「赤川」沿いに下り、川を渡ったり、眺望を楽しんだり、
やがて、八幡平ビジターセンター裏の「泥火山」のあたりまで戻って来ました。
夏も冬も楽しい!。と言っていただけました。
興味の対象とか、感じ方は様々でしょうが、楽しんでいただけたのであれば幸いです。
この次はオープンした八幡平ビジターセンターでお会いしましょう。
ありがとうございました。
あべ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます