3月17日(月)9:30~平成26年3月議会
「スポーツによるまちづくりについて」
東京オリンピックが2020年開催される日本では、今後スポーツに関する発展と支援が大きく国を挙げて行われるのではないでしょうか
そして競技者のみが盛り上がるのではなく「見るスポーツ」「するスポーツ」「支えるスポーツ」「観光スポーツ」いわいるスポーツ・ツーリズムが盛んになりスポーツを通じたまちづくりが問われてくると思います
私は那珂川町のスポーツイベントでは先に述べた、スポーツ・ツーリズムの「観光スポーツ」地域資源を生かしたスポーツ大会が行われていないのではないのかと思います。
今都市部では都市ならではの景観と声援を生かした都市型マラソンが2007年の東京マラソン申し込み者数30万6千人競争率10.6倍で3万6千人以来すごい勢いで新規開催されています。その経済効果は大きく2013年の北九州を例にすると、参加者数1万人参加費のみ計算致しますと1万人×1万円=1億円のとなります。この北九州マラソンは、当日受付はせず前日受付のみ自ずと遠方からエントリーする方は前泊を余儀なくされます。それによって都市部での経済波及効果か上がるからです。
都市型マラソン大会を例に挙げましたが、地方で素晴らしい取り組みがなされている「いぶすき菜の花マラソン」。指宿市は人口4万3千人のまちですが2014年で33回と回を重ねるたび参加者数は増えていき2万人近くがエントリーします。参加費4500円×2万人=9000万円、以前日本銀行鹿児島支店がその経済効果を2002年(参加者数13200人のころ)試算致しますとなんと8億円、現在ネット上では10億とも言われるほどに成長した大会だと囁かれています。なぜこの指宿マラソンは、成功しているか?なぜ全国からこれほどの人が集まるのか?マラソン好きという人は半分ぐらいで[いぶすき菜の花マラソン]にはプラスアルファーの楽しみがあるからだと、それは温泉であり豊かな食であり、暖かく迎えてくれる指宿市民の人柄、そのような人柄に惹かれて毎年参加する人が、リピーターが多いのです。
そして驚くのは私設エイド!エイドとはコース途中にある栄養補給の場所で多くのマラソン大会ではこのエイドが設けられます。通常は公設エイドで企業がスポンサーとなって色んなモノ(ビタミンゼリーや水・飴・バナナ)を提供します。指宿では近所のおばちゃんたちがさつま芋を蒸して選手に振舞っているのです。
ここでは、先に述べた、スポーツ・ツーリズムが地元に根付き大会を盛り上げています。今マラソン大会はテレビ中継される国際大会だけでは無く地域色豊かな大会が日本各地で展開されています
ランニング大会の種類を述べますと山の中を駆け抜けるトレール・ランニング、100Km以上走るウルトラ・ランニング、温泉に入りながら走るスパ・ラン、変装仮装して走る仮装・ラン、募金をして走るチャリティー・ラン、同じ周回コースを数人で走るリレー・ラン、42.195KMをリレーするリレー・マラソン、急な坂を利用した鉄人ラン緩やかな勾配を駆け抜けるクロスカントリーなど多種多様にあります
地域によってはウエルカムパーティーと題して前夜祭を町民体育館に地域の食材を集めて屋台式に町の飲食店さんから協賛して頂き大交流会をやって地域の魅力・地域の資源を活かした大会が運営されています
本町でも、昨年11月4日(文化の日)グリンピアなかがわ特設コースにて、グリンピアなかがわ鉄人レースが1.5Km(チャレンジコース)3.0Km(鉄人コース)で開催され、約100人のアスリートが汗を流しました。主催団体はなかがわAC、地域総合型スポーツクラブでメンバーは市民ランナーから元企業団選手・トライアスロンや登山家などで組織するクラブが実施したのですがみなさん多くの大会の選手や大会運営をサポートしてきた方ばかりで少ないスッタフで素晴らしい運営。参加者も遠くは長崎県からご参加いただき、元順天堂大学で箱根を走った方は凄く面白いコースと絶賛していました
グリンピア那珂川さんの協賛もあり参加者全員で大会終了時、大抽選会を実施し全国大会のランニング大会にひけを取らない内容。
終わったあとにはキャンプ場で大BBQパーティーと参加者数だけスモール大会でしたがその他は他にひけを取らない内容でした。
五ヶ山ダム完成時には(仮称)桑河内ふれあい公園ができる。グリンピア那珂川と一体的に使えるようにしてマラソン大会を提案しました。
また今山田に(仮称)中部公園が出来ようとしていますここから高津神社に向かいそこから岩門城跡その後、華石園、緑の森公園を周回してそこから安徳に出て(仮称)南部公園に戻るトレール・ランコースはきっと魅力あるトレール・ランができると考えます今福岡県でトレール・ランを実施しているのは平尾台のみです。トレール・ランが無理ならトレッキングでも面白いのではないでしょうか
他にも385号線が山田まで4車線化されたら、近い将来公園化されるだろう安徳台をスタートして、田園風景を走り抜け国道385号線を片縄まで行き、折り返し山田に戻ってきて、今度は那珂川の左岸を別所から南畑で折り返し16Km、別所を通過して役場前で、20Km再度道善経由で片縄まで走って、周回すればフルマラソンのコースが出来上がります
私は公園一つ一つを別に考えずいくつかを組み合わせて複合的に考えるそんな視点を持ってもいいかと考えます
警察の許可を問う声が聴こえますが今市民マラソンは各地で産声を挙げています。交渉不可ではないのではないでしょうか
予算を問う声もありますが、今までなかがわで行われていたマラソン大会の参加費は1500円お米やうどんや景品はそれなりに豪華ですが、警備や施設整備といった大会運営費にも充当して経済効果のあるスポーツ大会を考えて見るべきだと考えます。
私の今回の提案案件は思いつきではできません。用意周到に学び準備し職員さんを各現場に視察に派遣し、社会体育だけではなく都市計画や産業課など横断的プロジェクトチームを作り「オールなかがわ」で進めなければ物事は達成できません
いぶすき菜の花マラソンは経済効果もですがまちづくりをしています。スポーツイベントで得られるベネフィットいわいる成果には住民意識の一体化、連帯感、誇りや自信の獲得、知名度やイメージの向上地域のメディア露出、ボランティア活動参加者の増加、地域のホスピタリティーの向上、スポーツの振興、施設の充実や活性化など今地域社会が追い求めている成果がたくさんあるのではないでしょうか。
今本町は市政施工に向けて取組んでいます。市政施行時には記念大会として那珂川市政市民マラソン大会とか安徳台国定マラソン大会とか那珂川とんこつマラソン大会や那珂川明太マラソン大会とか考えて見てはいかがでしょうか。
マラソンがむつかしいならウオーキング大会でも行い新しい那珂川をアピールしてスポーツ・ツーリズムが盛んになりスポーツを通じたまちづくりをしてみてはいかがかと武末町長に問いました
武末町長からは地域資源を生かした街の活性化の提案としていろんな事業の中で参考とさせていただく。また、今後職員に先進地視察とか調査研究させ、他の自治体に負けないよう積極的に行いたいと回答を得た
詳しくはこちらの映像をご覧下さい
http://www.youtube.com/user/TomoakiHaruta
感謝・感謝
あなたの声を!あなたの思いを!
町政に届けます
那珂川町議会議員 春田ともあき
http://haru3.net/