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Beauty without bounty avails nought.

北の国の片隅でゆるゆる更新。

「霧雨が降る森」

2014年08月07日 | 趣味・娯楽
がっつりネタバレしていきますのでご注意を。
そして荒ぶってます。


「霧雨が降る森」の実況見ました。

YouTubeで活動しているYUuuuuさんという実況者さんの動画が好きで、よく見ます。
大抵ホラーゲームの実況を行っている方で、「Ib」の実況を探しているときにYUuuuuさんの動画に出会いました。

そのYUuuuuさんのアップしていた実況のひとつが「霧雨が降る森」。

【霧雨が降る森】Part1 ホラーゲーム実況プレイ


探索系和風ホラーです。
ちょっと描写がエグいので注意、ということなのですが、すごく作り込まれてて素敵な作品でした!

まずスタートがなんというか、ホラーゲーム特有の疑心暗鬼を誘いますね(笑)
佐久間ちゃんを発見するところとかオバケかと思ったし、須賀君に初めて遭遇したときとか絶対ヤバイ人だと思いました。みんないい人でした。

ヘッドホンしてるといい感じにビビれる気がします。
ことりおばけのボイスとか。

あとなんといっても、須賀君としぃちゃんのカップリングが萌えるというか須賀君まじ天使というかなんというか!
どのエンドでも須賀君は献身的にしぃちゃんに尽くし、どのエンドでもしぃちゃんは須賀君のことを想い……!
そしてメモで喋る須賀君の可愛さよ!
もう冒頭の無愛想な「早く調べて帰ってください」からの「夕飯食べる?」でハート射抜かれさらに料理下手とかノックアウトでした!
何そのタメ口!そして探索パートでホラーアイテムだった炭のような料理が萌えアイテムになるってどういうことなの!
終盤の何の情報もないと判断して画集を素早く閉じるってそれエロ本でしぃちゃんに見せないために急いで片付けたんですよね!
そしてトゥルーエンドの「しぃちゃん」って直接喋るとこ!その後頬染めてまたメモに戻って「話したいことがたくさんある」とか!
末永く爆発しろください!

このあとめちゃくちゃpixiv漁った。

くうううう荒ぶらざるを得ない。

ただ、ことりおばけは子どもと会えて良かったねって思えるけど、いちばん可哀想なのはことりおばけに殺されちゃった子どもたちだな……。切ない。

そんなわけで、面白かったですってことでした。


………

わたし家にパソコン無いので実況をスマホで見るくらいしか出来ないんですけど、いつか自分でプレイしたいです。
お家にパソコンある人はどんどこホラーゲームやってみるのが特だと思います。ハイ。


あっ
そういえば、管理人19歳になりました。
もう少しでお酒飲めるようになります。楽しみです。

思い出のマーニー

2014年07月30日 | 趣味・娯楽
久しぶりの映画でした。
ジブリ関連のものしか見に行っていないような気もしますが……(笑)

今回見てきたのは『思い出のマーニー』。
米林監督のジブリ2作目ですね。
原作も知らないですし、CMで流れる予告しか見ていないという前情報ほぼゼロの状態でした。
予告を見た印象では、「マーニー」という名前からなんとなく『しあわせのパン』の『月とマーニ』の話や『カフェかもめ亭』の『クリスマスの国』を連想していたのですが、全然違いましたね。

この先、内容を知ってる前提の話がバンバン出てきます。ご注意ください。




まず最初に、主人公の杏奈がスケッチをする場面。公園のシーンです。
最初に驚いたのが、登場人物が全員違う動きをしていて、静止している人物がいないこと。年齢層も様々で、特に幼児が多かったのですが、幼児特有の予測できない動きをとても丁寧に表現していると思いました。すごいです。
次になるほどと思ったのが、登場人物の心理状態の表現です。最初の何分かで杏奈がどんな子で、どんな状況に置かれているのかがよく分かりました。
個人的に注目したかったのが、倒れた杏奈の家へ荷物を届けにやってきたクラスメイト3人の様子。杏奈のおばさん(杏奈は両親を亡くして引き取られています)が応対したときに、左端の子はつまらなそうな顔で携帯を触っていて、右端の子が受け答えをし出したときに、さっと携帯をしまい良い顔でおばさんの方を向きます。これと、このあとの会話だけで、一度もクラスメイトと杏奈が会話する場面が出てきていないにも関わらず、杏奈が教室でどう過ごしているのか察することができます。とても印象的でした。

その後、杏奈は喘息療養のため夏休みの間だけ田舎の方へ移ることになります。
北海道が舞台と言うだけあってJR札幌駅が出てきた瞬間テンションだだ上がりでしたね(笑)

杏奈がお世話になることになった親戚の家ですが、とてもかわいいです。
洒落た洋風の外観に、ハンドメイド風のインテリアが飾られていました。小父さんが木を彫って何かを作る仕事をしているようなので、自分で作ったのかもしれませんね。
小父さんと小母さんの娘が使っていたという部屋に杏奈は住まわせてもらうことになるわけですが、この娘さんの部屋がまたとってもかわいい。『ハウルの動く城』と『借りぐらしのアリエッティ』を足して2で割った感じです。

さて、杏奈は小母さんから、おばさんから預かっていた(ややこしい)ハガキを貰います。
それはおばさんが杏奈に、今日あったことを何でもいいから書いて送って欲しいと渡したものでした。
元々心配性なところのあったおばさんは、自分の目の届かないところへやるのならばせめてという気持ちだったのでしょうが、杏奈はそれをポイとベッドに投げてぞんざいに扱います。
杏奈のおばさんに対する気持ちの表れでしょうか。
最初のハガキも当たり障りない文章のみを書いて送っています。

スケッチをして過ごす杏奈でしたが、ある日七夕祭りに行くことになります。

ちなみに、普通に七夕、といえば7月7日を想像するでしょうが、これはおそらく8月7日のことです。
作中に「ろうそく出せ、出せよ。出さないとかっちゃくぞ、おまけに食いつくぞ」という文句が出てきています。
北海道では旧暦の七夕?に「ろうそくもらい」というハロウィンのような行事があるのです。
昔はろうそくを貰ってたらしいですが、今となってはお菓子をあげることがほとんどですし、子ども達も大体お菓子目当てですね。
それに加えて、夏休み中ですし8月7日だろう……という推測です。

同年代の信子(漢字がわからない)達と七夕祭りに繰り出したわけですが、杏奈としては憂鬱な気分。
わたしだって知らない子達の中に放り込まれたら憂鬱です。
信子は気立てが良く、杏奈にも話しかけてみたり構ってみたりするのですが、杏奈の青みがかった瞳を見て友達を呼んだことが杏奈のコンプレックスに触れ、「ふとっちょブタ」(笑)なんて言われてしまいます。
一瞬険悪ムードになるのですが、信子は一蹴し、杏奈に「あなたはあなただ」と言い切り、そしてすぐに仲直りしようとします。
(ここ、ホントに信子イイ女だなと思いますね。名場面ではないでしょうか。)
が、杏奈はその言葉を受け止め切れず、走って湿地の外れの館までやってきてしまいます。

そこでマーニーと出会うのでした。
……この辺りの場面は、百合としか言いようがないですね。
マーニーを見て頬を染める杏奈、何かあれば頬を染める杏奈。
ひたすらイチャイチャ。

ざっくり省きますが、マーニーとは潮が満ちた頃しか会えないので、杏奈はマーニーのことを考えながら毎日を過ごします。
そして夕方になってから、ボートに乗りマーニーと逢い引きを(笑)
さておき。
マーニーと杏奈は、ひとつずつ質問をしていきます。
そこでマーニーが杏奈にした質問、「小父さんと小母さんとの暮らしはどんななのか」。
これに杏奈は答えることが出来ません。思い出せないのです。
そして気が付くと杏奈はひとりぼっち、マーニーはどこかへ消えていました。
もうホラーです。怖いです。
このときわたしは、杏奈は夢を見ているのだと思いました。
夢の中では記憶が混乱するってよくあることだと思いますし、色々不自然です。
他人に無関心な杏奈を表現しているのかもしれませんけれどね。

何はともあれ、マーニーと会うようになってから杏奈は少し小父さん小母さんとも打ち解けて、食事風景も和やかなものになってきたように思います。
そんな充実したある日、杏奈はマーニーのことを忘れかけてしまうのです。
その日からしばらく杏奈はマーニーと会うことが出来ませんでした。
杏奈は自分がマーニーを忘れたからだと自分を思いつめます。

そしてまた何日か後、杏奈は絵を描く老婦人に声をかけられます。
その老婦人はマーニーの館の絵を描いていたのでした。
老婦人は、杏奈の描いたマーニーの絵を「わたしのよく知っている子に似ている」と言います。
明らかにマーニーと面識のあるような物言いですね。

老婦人から、館に別の住人が住むようになると聞いた杏奈が館を見に行ってみると、そこには杏奈を「マーニー」と呼ぶ幼女……もとい少女、さやかがいたのでした。
そこで杏奈はマーニーの日記を見せてもらうのでした。

ここまでの状況では、湿地に住む少女達には「マーニー」という少女の存在が共通認識されていて、「マーニー」は過去存在し、今も何らかの形で干渉しているととれますね。

マーニーの日記を読んだ杏奈は、これは確かにマーニーの日記だと言いますが、「マーニー」は自分の作り上げた想像上の女の子だと言い切ります。

えっ!?妄想だったの?じゃあ日記なんなの!??
って気持ちでした。

ところが、マーニーはまた杏奈の前に現れる……それも情緒不安定な様子で。
杏奈のことを和彦(マーニーの幼なじみ)と呼んだり、マーニー自身の辛い過去エトセトラエトセトラ。まあマーニーについては後述します。

杏奈は、自分がもらいっ子であり、その養育費としての援助金をおばさんが受け取っていて、それを自分に隠していることが許せない、そして、だからと言って自分に愛情がないわけではないのは分かっているけれど、そう思ってしまう自分が許せないらしいのです。
これは本当に気持ちは分からなくもないけど共感できない。
うぅん……ってなってしまいます。
でも、吐き出せたことで杏奈の中でも何かが変わったのでしょう、この暴露を境に少し明るくなったような気がします。
逆に、マーニーは少し気弱になってしまったみたいです。
杏奈がマーニーの苦手なサイロへマーニーを連れて行くという謎の行動に出て、マーニーはすっかり怯えきってしまいます。
そして迎えに来た杏奈を和彦と呼んだり、雷にびびったり、動転してしまったマーニーの側に寄り添いいつしか眠ってしまった杏奈。
目が覚めるとマーニーの姿はなく、杏奈はマーニーに見捨てられたと感じるのでした。

マーニーと杏奈が入れ替わったような演出は、自己との対話かなんとかかと考えてます。
サイロのくだりはこのあとの真相への伏線ですね、たぶん。

色々すっ飛ばしますが、
杏奈とさやかは老婦人に「マーニー」について教えてもらいます。

老婦人はマーニーの友達でした。
マーニーはいつも自分の父や母、きらびやかなパーティーのことを嬉しそうに話していましたが、その実ほったらかしにされていたのでした。
使用人たちからもいじめられていました。
そんなマーニーをかばってくれていたのが和彦で、2人は結婚もしました。
しかし和彦は若くして亡くなり、マーニーも身体を壊し、泣く泣く一人娘を親戚へ預けることになりました。
帰ってきた一人娘はわがままで独立心の強い性格に育っており、マーニーを母親とは思ってくれませんでした。
家出同然に一人娘は結婚しましたが、ある日事故で夫婦揃って亡くなってしまったのだといいます。
悲劇の人です。
すごく重いですね。これも共感できないです。


杏奈が札幌へ帰る日、おばさんが田舎へやってきて、杏奈に一枚の写真を渡しました。
それはマーニーの館の写真で、杏奈の祖母のものだそうです。
裏返すと、そこにはマーニーの文字が。

マーニーの正体は、杏奈のお祖母さんだったのでした。


これで杏奈の瞳はマーニー譲りのものだってことが分かりますね。
杏奈の出生のことも。

それに、全くの妄想だったわけではなく、幼い頃マーニーに育てられ、マーニーの昔話を聞かされていたから記憶に残っていたってことになります。
お葬式の回想も多分マーニーのお葬式ですね。

あと、マーニー似のお人形がミスリードになっていたのか分からないですけど、途中までわたしはイマジナリーフレンド説を疑っていました(笑)


おばさんは杏奈に養育費を受け取っていることを打ち明け、杏奈もそれを受け止めます。
そして杏奈は老婦人におばさんを母だと紹介します。
ついに、杏奈とおばさんは親子になったのでした。

帰る前に信子にも悪口の件を謝って、仲直りしました。

杏奈は、マーニーに出会ったことで変われたのです。


って感じですね。


あのー、ジブリ見て初めて抱く感想なんですけど、よく分かんなかったです(笑)
なんか難しくて、一言で言うと哲学でした。

ただ、演出、空とか、描写とかそこら辺に注目して見てたんですが、その辺面白かったですね。
あと、意識しているのかしていないのか、『ゲド戦記』に似た心象風景?夢?や、絵を描く老婦人のシーンが『風立ちぬ』を思わせたり、他のジブリ作品のオマージュととれる部分が多かったと思います。
最初の動きの多いシーンも『風立ちぬ』の避難のシーンを思わせますし。

それと、結局マーニーとは何だったのか。
最初は杏奈自身だと思ったり、イマジナリーフレンドだったり、幽霊だと思ったり、色々考えられたのが楽しかったです。
おそらく夢か、現かという状態なのかな?

マーニーに救いがないとか思っちゃうんですけど、多分最後、杏奈と一緒に暮らした数年がはマーニーにとってとても幸せな時間だったと思うんです。
マーニーも「今まであったどんな女の子よりも好き」って言ってますしね。幽霊っぽいセリフですけど。

そしてボートを漕いでるおじいさん。
誰なんだ!?っていう(笑)
マーニーのことを知っているみたいでしたが、この人だけは皆目見当がつきません。
青い窓に閉じこめられた女の子……って表現してますし、最初に杏奈を館まで迎えに来ましたし、色々知ってそうなんですけどね。

最後にこれだけは書かせてください。
特別北海道出演みたいなところにTEAM NACSの名前が載ってたんですけど……どこに出ていたんだ!!!


と、いうことで、駆け足で書きましたが記事作成に二時間かかりました。
疲れたのでギブアップ&内容の時系列がごちゃ混ぜになってきたのでギブアップです。

何度も見てみるときっとだんだん分かってくる映画なんだろうなと思いました。

おわり。

神のみぞ知るセカイ/若木民喜

2014年04月24日 | 趣味・娯楽
4/23発売の少年サンデーにて、ついに六年間の連載が終了しました。

思えば長かった…!

読み切りで出会ってからずっと読み続けてきて、ラブコメだと思ったら陰謀論で、もうだんだんとスケールが大きくなってくるストーリーに戸惑いながらも楽しませてもらいました!

わたしにとって本当に思い出深い漫画で、神のみに出会ったことでいよいよ少年サンデーにのめり込み少年漫画を集めるようになり深夜アニメを見るようになりキャラソンを買うようになり布教を覚え…なんか神のみに出会ったことでサブカル系の道を歩み出したような気がしなくもないのですが、全く後悔はしていません!
むしろ神のみがなければ今のわたしは存在していない!と言い切ろう。

とにかく、そんな神のみが終わってしまって寂しい気持ちです。

しかしよい終わりだった。

なんというか、こういうハーレムものにおいて主人公誰とくっつくべきなのか…という問題は必ず生じてくるのですが、(※ネタバレ!)最終的にちひろに行き着いたのは読者としても「ほう…」と思わざるを得ない展開。
桂馬は落とし神様なので、いわゆるカップリングというのは作り放題なんですけど、ちひろ、っていうのはなかなか。
でも冷静に考えたらいちばん(エルシィ・ハクアを除いて)桂馬との関わりは密だったですからね。
天理ちゃんは一途だったけど、思い返せば「エンディングはない」と言い切られていたわけですから、切ないですね。
わたしの予想では歩美に対して「お前が最初で最後のヒロインだ」的なことを言っていたのでもしやと思ってたんですけどね。「歩」と「桂馬」だし。←今思いついた
個人的には栞ちゃん推しなんですけど、まぁ…ないなっとは思ってました。でも月夜ちゃんとコンビになったからそれはそれでヨシ。
結は女の子ver(着物)のときの方がすきだったり…。
とりあえず宿主ズみんなに触れてみました。
…アレ?誰か忘れてる?

単行本を全部揃えたらまた初めから読み返そうと思います。

イヤホンとヘッドホンの話

2014年04月23日 | 趣味・娯楽
再びイヤホンとヘッドホンの話をします。
なぜかと言いますと、この間カメラの充電器を探していたときに大量の白いイヤホンを発見したからです。ちなみに一番右下にあるのは前の記事でチラッと触れたはずの壊れた細コードイヤホン。引っ張るだけでコードが収納される優れものですが、引っ張りすぎて片方聞こえなくなってしまいました。

この白いイヤホン達、ほとんどがインナーイヤー型なんですよね。
色んな機器に付属で付いて来るタイプのやつ。
弟はインナーイヤー型の方が好きらしいんですが、わたしはカナル型の方が好みなので全く使わないんですよね。
だって耳が痛くなるんだもの…。
というわけで、引き出しの肥やしになっております。
インナーイヤー型と言えば、センター試験で貰えるイヤホンもそうでした。
割と音質もよさそうだし、せっかくなので保存してありますがまあ使うことはないでしょう。
完全なコレクション用です。

あと、今までは引き出しに突っ込んでおくだけ、という保存をしていたのですが、この際なのでディスプレイしてみました。いくつか前にも書いたものがあります。まだまだ現役なのです。

新しく買ったモノはオレンジのカナル型イヤホンです。
音質どうこうよりも、見た目がオモシロイ、という基準で選びました。
コードがオレンジと黄色で、プラグ部分が水色、イヤホン部分が(右)ピンク、水色、(左)黄緑、紺って、こんなにカラフルでアレしているイヤホン、買うしかないでしょう!
巻き取り部分もドーナツ型がかわいいです。
確かエレコム製だったような…。
音質はまあ普通ですけど、どうも音漏れしやすいみたいです。イヤーピースの問題だろうか。

下の方の白いやつは、今使っているスマートフォンの付属品です。
ほとんど使ってなかったのですが、白いイヤホン達と共に発掘されたので聴いてみました。
思ったほど悪くない。むしろ、スマートフォンで聞く分にはやはり一番フィットしている…ような気がする。
軽めで聴き疲れはしないけれど、イヤー部分が大きめなのでちょっと痛くはなります。
ちなみにわたしのスマートフォンは携帯としては二台目、スマートフォンとしては一台目で、ドコモ ARROWS Kiss F-03E JILLSTUARTモデルです。
なのでJILLSTUART仕様でちょっとかわいいデザインです。
すごく乙女!←

あと、もうひとつ新入りのヘッドホンがあります。ご存知オーディオテクニカ!
以前から使っているデザイン重視のテクニカヘッドホンと比べると、締め付けが少ない上質量も重くないので長時間聴くのにぴったり。
音質も問題ありませんね。というか、かなり使いやすい。
コードが3メートルくらいあるので、部屋の中で動き回ったりしても大丈夫!
ネットの口コミでは、オーディオ機器よりもテレビとかの試聴に向いているらしいです。我が家にはそんな大層な機器は揃ってないので十分です。

と、こういうわけでちょっとずつイヤホンが集まってきました。
次は青系の色のイヤホンとか、テクニカ以外のヘッドホンとか、噂のSHUREとかが欲しいですね!
…そんなお金がどこから出てくるんだか。゜(゜´ω`゜)゜。

そろそろバイトしようかな~…と思う管理人でした。

老人と海/ヘミングウェイ

2014年04月03日 | 趣味・娯楽
読了です。

アメリカ文学というか、日本産の小説以外は普段あんまり読まないのですが、『老人と海』はGalileoGalileiの同名楽曲で知り、興味が湧いたので購入してみました。vo.雄貴さんがヘミングウェイの小説をよく読んでるらしいことも聞いたので、やっぱり関係あるんでしょうか?

では、内容の方に移りたいと思います。思うんですが、今のわたしには多少難解で、今回はいつも以上に浅い感想しか出てきませんので短めです。

わたしは結構小説を読む前に後ろのあらすじを読むのですが、ここまでネタバレの激しいあらすじは初めてでした。
簡単に書くと、
キューバに住む老漁師・サンチャゴは長い不漁続きでした。そこでサンチャゴはある日沖の方へ出て漁をするのですが、巨大なカジキマグロがかかります。大魚て三日間の死闘の末、彼は大魚との勝負に勝ちますが、その帰途でサメに襲われ、みるみるうちにカジキマグロは食い荒らされていく。
という感じです。
これだけで最初から最後まで言ってしまってるようなものです。
しかしこの小説、読んでいれば内容は容易に予想できるのであとから考えてみればとくに問題はないですね。

そしてこの記事を書いていて思ったのですが、『老人と海』は物語に注目する本ではないのかもしれません。
誤解しないでいただきたいのですが、この本からいちばん感じ取れるのは物語の面白さではなく、あらがうことのできない自然の姿ではないのかということです。
ええ、わたしの言いたいことはこの一言に尽きるのですが、あえてもう少し書きます。

話のはじめは老人の不漁と少年との友情の描写でした。ここ、すごく寂しいといいますか、なんだか切ないんですよね。それであまりページを進められませんでした。
その後いよいよサンチャゴは漁に出るわけですが、先刻とは打って変わって、だんだんと老人というよりはずっと力強い男性として描かれていきます。海を、(スペイン語で海を女性として扱うことばの)「ラ・マル」と呼び親しむサンチャゴはダンディーです。笑
そしてついにカジキマグロを餌にかけ、闘いを始めるのですが、サンチャゴはカジキマグロに親しみを感じ、だからこそ必ず自分が殺すのだと決意したところが印象に残っています。ほかにも、怪我を負ったり、思いを馳せたり、と色々見所があります。広い海原でただ一人、大魚と闘いながら彼は考えを巡らせているのですが、人間について、また海に対しての見方が如実に表れていて興味深いです。
その後、岸へと戻る際にカジキマグロは、血の匂いにつられてやってきたサメ達によって無慈悲にも食いちぎられ、骨だけになってしまうのですが…。その残骸とサンチャゴの姿を見た少年は、おそらく再び彼と漁に出るのでしょう。大魚は持ち帰ることが出来なかったかもしれませんが、しかしサンチャゴはやはり少年のヒーローであり、これからもそうなのだろうと解釈しました。
最後の最後は観光客が訪れ、大魚の骨をサメのものだと勘違いするという場面です。(もちろん漁師仲間は判っているわけですが)老人の繰り広げた死闘はそれと関わりのない人間にしてみれば全く理解し得ないものでしかありませんが、それは確かにあった、意味のある出来事なのだ、と結論づけているんじゃないのかなーと。主観です。

あの、難しいんですよ。冒頭にも書いたんですけど。また大きくなってから読み返したい一作です、と締めさせていただきます…