おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

領域

2007-09-30 | あしもとからの思索
ウキウキしすぎて、反省モード。
満月が過ぎると新月にむかう、と同義でしょうか?

領域について思考中です。
普段。私はけっこう領域がはっきりしている世界にいるのですね。
例えば:ここはギターにおまかせね。ここはフラメンコ主導で、タップは異種。これはタップ先導でリズム展開。
みたいに。
芸事は持ち場がはっきりしてる。はっきりさせないと噛みあえないから、各アーティストが譲れないポイントや相手に乗るポイントをはっきりさせる必要がある。

けれどふつうの社会生活はそうじゃない?(実はよくわからない)
芸人ほど、はっきりと領域の話はしない。
これはするけどこれはできないよ。とかあまり言っちゃいけないのかな。
やりたくないけど、やらないとは言えないからやめよう、ってなったり、こうしたいと思ってたのにそうならなかったからむかつく、とか。そういうことがあるのだろうか。

どんな天才と言われる人も、突出するまでにすごく積み重ねてる。たぶん本人は、突出するためにではなく、自分の納得のためにしているだけだけど。つみかさねは毎分毎秒×何年ぐらいずうっとで、そんなに長い間その興味や努力が途切れない、というところが天才をつくるわけだ。
未だ努力を積み重ね続けている身としては、突出するものに反感を持つ人の気持ちは全くわからないな。誤って領域を侵されたから怒ってると言うならよくわかるんだけどね。責任を持っている人を責めるなんてヘン。

腹をくくっている人と喋るのは楽しい。
領域がはっきりすれば、侵さないように気をつけられる。
これを日本の新マナーとして提案したら、よけいに傷つく人が減るんじゃないか?
『腹をくくってある自分の領域はここまでだ。と他人に明示すること!』
きっと、自然に腹をくくっていない人は発言権が減るし、自分のハラはここまでというのもはっきりする。

まあ、国土の問題を見ても、考え方の違いでいくらでも領域は侵してしまうものなんだろう。
「ここは俺の土地だ」
「いや、地の恵みは誰のものでもない。神からのおくりものだ」
みたいにね。

~歩くときはアリを踏まないように。
~はじけるときは人の領域を侵さないように。
~自分の立っている場所が大きなギフトであると自覚して責任もって全うするように。

うん、毎日キモに命じよう。
考えてたら夜が更けてきてる。
こんな未成熟な私を、まだ生かしてくれている大いなるものに感謝して
眠りにつくとするかぁ~~~~~。(欠伸)





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