
もろもろ対応の最中ではあったが、娘を伴い池袋東京芸術劇場「まほろばの景2020」烏丸ストロークロック公演へ。
仙台の俳優、小濱昭博氏が客演するとご案内頂いて、この劇団もいつか観たいと思っていたし、題材も御神楽がらみ、仙台の小濱くん頑張っているんだなというそれだけでなく、初日から気になっていた舞台である。どうか中止になりませんようにと願いながらの6日目公演。
冒頭から震える。
美術も照明も音もなにもかも美しく、夢の中のようなのに、発される言葉のリアルには、痛みを通り越しかさかさに枯れた花が滲む。リアルがささるのだけれども、御神楽が...わけわからん楽しさをふっとあらわし、とにかく山をのぼらせていくのだ。
障害の有無や、震災のことや、失くしたもの記憶や、、、生きるってことは。
そう、表現芸術とはそういうことである。
舞台上に真実をみた。
安易にカテゴライズ、されない真実である。
この土日あと二公演東京で、そのあと広島です。
素晴らしい舞台、全国の皆様、ぜひお立ち会いください。