花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

スーパー喜劇 狸御殿

2005年12月10日 | 芝居
「喜劇」ってついていて、笑いだけでなく暖かさが胸に来た
藤山直美さんの持ち前のユーモアさと、暖かさなのでしょうか。
芝居を見終わったと、チャップリンの映画をみたときのような、そして「ありがとう」って気持ちです

ストーリーは、狸のお姫様「きぬた姫」は、独身でわがまま放題。イカズゴケになっちゃうと周りの者たちが心配し、策を練る中、運命の彼と出会う。だけど、これがまずいことに狸でなく負傷した人間。
狸御殿の狸たちは人間の姿ことすれど、人間とかかわるととんでもないことになると、人間をお城に入れることは、まかりならんってことなのに、わがままきぬたは、負傷した織部を城にいれて、介抱してしまいう。あげく、傷の癒えた織部は・・狸の世界があることを知ってしまって・・狸のほうじゃ、殺してしまえ!ってこえのあがる中、記憶をけしてお帰りいただくことに。姫はそんな織部が、帰ってしまう寂しさゆえ・・・狸のせかいなんて!と人間の世界に飛び出していく!が、1幕。(30分、25分の休憩があって3幕)
一方、織部の城の相馬家は、父が早くになくなり母が、城を守っているのだけれど、その城をのっとりやがては、人間界を乗っ取ろうとする九尾の狐に、取付かれてしまう。
相馬家はたいへんなことに・・・。といろいろあって最後は・・・って。
今年、映画で鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」が上映された。チャン・ツィイとオダギリジョーが狸と人間だったけど、最後は、一緒になっちゃった・・そこがそうしないのが、藤山直美さんって気がします。
笑わせるだけ、とことん笑わせて・・・わがままいっぱいのお姫様が、結局、悲しくも失恋しちゃうんだけと、誰もが幸せになるよう笑いでもっていってしまう作品。素敵なんですね。そこが。確か、お父様の藤山寛美さんもそんな作品多く演じられていたような。

この「狸御殿」で、一番見たかったのは、猿弥さんだったのです
感想:お~っ、やっぱり!この人いいわぁ。直美さん演じるきぬた姫のそばに仕える奴「雅楽平」
踊りもよければ、歌もそこそこ?笑いの要素もしっかりとらえどころとらえて、立ち回りらしき動きも1番切れがあるように思えたのは、贔屓目か
直美さんと一緒ではあるが、個々にワイヤーでつられる宙乗りは、楽しさの極み!
かっこいい宙乗りもいいけど、こんなたのしい宙乗り。二人の笑いのつぼどころに感服。
最後は、この二人が、くっつくのかなぁ。と思ったんだけど・・残念ながら?そうはならなかったのね。

右近は、今回とことん2枚目役、それがなかなかいい。
でも、右近の立ち廻り、これは、どこか変。たぶん三国志やヤマトタケルでの刀のさばきなんだろうなあ。日本刀の立ち廻りの腰が入ってないし、まず刀の持ち方もおかしいように感じた。
おどろいたのは、きぬた姫と歌をうたったこと!
う~ん。けして上手のだはないと思うけど、雰囲気はでてたかな。
たしか、和製ミュージカルとして生まれた「狸御殿」じゃなかったかな?
(筋書きも買ってないので確かなことはいえませんが。)
歌に踊りがあるのは当然!ってところでしょうか。
狸御殿で、プロローグ、エピローグ「満月祭」これは、レビューショーのようなノリ!!
音楽も、衣装も、舞台もとことん明るく派手!
一瞬だけれど、「シカネーダー」の吉野圭吾さんを思い出した。

21世紀歌舞伎組・・・これだけ楽しいお芝居、歌舞伎とはいえないけれど、・・・う~ん。ここに段治郎さんがいないのが残念。そんな風に思ってしまった。
体調さえ崩さなければ、玉三郎さんの船弁慶で「弁慶」を演じていたのでしょう。
そうであったら、こんなこと思わなかったのに、きっと・・。

3階にいたのだが、かなり立ち見もでていた。人気なのですね。「狸御殿」
12600円の1等ではちょっと高いかなあ~って思えるけれど、3階B2520円では、すご~いお得のように思えたお芝居だった。

来週は、京都です

2005年12月10日 | きまま
もう、今日になってしまったが、
今日は、スーパー喜劇「狸御殿」へ、
明日は、歌舞伎座&石井一孝ライブへGO。
12月、これから徐々に体力勝負!!

来週は、母と一緒の京都です。
(母がどうしても行きたい!といってた滋賀県「石山寺」に行くのが本当の目的。私もそうなれば・・と南座観劇を織り込んでしまった。「夜の部」だけだけど)

一人で出かける1泊の時は、それといって予定も決めず出かけてしまうのだが、母が一緒っていうだけで・・・なんとも念入りに。
ホテルまで格上げしてしまった!!

来週も寒いのだろうか??
もともと旅行というと荷物が少ない母であったが、「手ぶらでいいよね」と母が、言いだしその分、私が何でももって行かねばならないようだ。

う~ん。親孝行!って思いつつめんどくさいなあ。