マヨナカの喫茶店。

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【夏の日に思うこと】

2003-08-05 16:42:09 | インポート


夏休みは果てしなく長く続く・・・。 子供の頃はそう思ってたっけ。
実際アタシの頃は週休二日じゃなかったし余計にそう感じたのかな?
学校から離れる時間が40日余り・・・。

今は見うけられないけど あの頃定番だったのがラジオ体操。
うちは子供会主催で近所の広場に集まった。
毛糸の紐でカードをくくって首から下げて出かけた。
「あーたーらしーぃ あさがーきたぁ、きーぼーぉのあーさーだ・・・」
今ではきっと流行らない文句の歌と共に体操が始まる。

「休みなのになんで早起きしなきゃいけないのよぉ」と
小学生のアタシはかなりご立腹だった。(苦笑)
それでも今、親になるとあれは結構重要だったんだなぁって思う。
不規則になりがちな休みに定期的に目覚めて身体を規則正しく保つために。
しかし、あの頃の母親に寝ぼすけはいなかったのだろうか?
もっとも、子供が夏休みでもお父さんは出勤ですよね。
パパの居ない我が家はそんなときチョット感覚がずれちゃいます。(苦笑)

どんなに暑くてもお母さんは朝食の支度をしてたし
勿論、コンビニなんて無かったし
ラジオ体操から帰るとお父さんの出勤の支度で
ネクタイを選ぶお父さんの脇でYシャツにアイロンをかけて
ズボンプレッサーでズボンに折り目をかけてたお母さん。
定番はNHKで「休みくらいマンガを見させてくれーーー」と心で叫んでた。

「涼しいうちに勉強をしちゃいなさいよ」と
決まって午前9時から勉強タイム。
昔は親に何処かに連れていってもらおうなんて思わなかったから
まごまごしてると友達が迎えに来ちゃう。

昼は扇風機の中で冷麦。
明けても暮れても「冷麦」
うちのお母さんはめんつゆが濃かったから私はあまり好きじゃなかった。
自分で作るようになって薄くしたら「結構美味しいじゃん」と思ったし。

学年プールに出かけて暇を持て余すことなく一日が終わった。
プールが無いときは「昼寝しなさい」とお母さんの言うとおり
家の一番涼しいところに陣取ってタオルケットでお昼ね。
クーラ?・・・無かったしね。(苦笑)

おやつはとうもろこし。
「またとうもろこし?」と言うほど、「とうもろこし」
でも、結構ゆでたての香りとか夏の思い出になってる。

お母さんは専業主婦だった。
あの頃は珍しくなかった専業主婦。
微妙に一杯愛情を注がれていたんだなぁって今思う。

夜は夜で網戸越しに隣の家のテレビの野球実況が聞こえる。
うちも同じのを見てるから チョットした音声多重。
近所の友達から花火の誘いが来る。
花火が終わったら がちゃがちゃ(くつわむし)を採りに行った。
くわがたとカブトムシにスイカのえさをやって
蚊取り線香の香りと共に眠りに落ちる。

・・・そんな40日間

ふふ。変だ。
急にあの頃を思い出した。

あの頃は幸せだった。
30年近くたってそう思った。

こんな事を思い出すのは今がきっと幸せだからだろう。

・・・外の夕立を眺めながら職場より


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