６０年・・・。

以前勤務していた会社の上司が定年となった。
正確には、定年となった後、顧問となって残り、その任期を終えた。
私が勤めていた１８歳の頃から・・・
もっと前、生まれる前から、上司はそこに居た。
責任ある仕事を守り続け、来る日も来る日も、そこに居た。

７８歳・・・。
スーツにネクタイを脱いで、何を思っているだろう。
一つの会社に６０年、魂を注ぐとは、どういうことだったのだろうと思う。

16歳で入社したと笑顔で話してくれた。
一人前になる為？家庭を支える為？部下を育てる為？会社を守る為？
ステージによっての目的、目標は変化していった事だろう。

可愛がってくれた上司、人として尊敬できる上司。
アタシは、腰掛で退社してしまったが、あれから20年以上経っても変わらない。
縁に感謝し、心からお疲れ様と言いたい。