作家 氷室 瑠璃 

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【岡山へ移住をお考えの方に…】No.8 移住希望者(母子避難)Aさまへのお返事

2013-10-11 17:39:29 | 岡山へ移住支援情報
移住希望者(母子避難)Aさまへのお返事

岡山へ何度か保養に来られている方です。
総社市、吉備中央町も気になります…  

【アドバイス】

案ずるより生むがやすし… それも真実。

でも…

こんなはずじゃなかった~ とならないために!

【母子移住者の場合)

総社市は駅前などがお勧めです。学校関係が集まっています。
賃貸物件もあります。(家賃相場は岡山市と同じくらい)
買い物、生活には困らないと思います。

(制服、お弁当は、各学校にお問い合わせください)

吉備中央町はもっと田舎です。とても寒いそうです。田舎暮らしの覚悟が必要かも…

どちらでの生活も、車は必須です。

母子避難者が、岡山市を最終的に選んだ理由は、何か起きた時でも自力で何とかなる(夜間診療)等

パートの仕事、買い物、病院などが、町ごとにコンパクトにまとまっている事も大きな理由です。

そして、小さなサークル。移住者同士の交流会なども公共交通機関や、自転車、徒歩で参加できるでしょう。

皆さん同じ境遇で、お互いに助け合い、励ましあい頑張っています。移住先で孤独にならない…これが一番大切です。



【瑠璃の話】余談ですが…

 私は9年前、岡山に8ヶ月の身重の体で飛び込みました。
8年間の遠距離恋愛の末、覚悟を決めての妊娠…

家族の猛反対(世間知らずの私を心配してですが…)
生まれてからずっと住み慣れた故郷に、後ろ足で砂を掛けるような…今でも胸が痛みます。

家族の協力も得られず、孤独の中で段ボール箱に泣きながら荷物を詰め、
一人で荷物を解き、主人があらかた掃除をしてくれた古家の掃除、荷解き…

けれども、体がしんどいとか、辛いとか、泣き言を言っている場合ではありません。
自分で決意した事を後悔したくない。その一念で乗り切ろうと気が張っていました。

住居は戸建の古家。(古さにビックリしました)それでも私には天国でした。

地元にいた時は、美容師として仕事に明け暮れ、全てが仕事中心に回っていました。
自分の店を持ち、自分で買った家のローンも済ませ、仕事も軌道に乗りやっとこれから楽になる…
高知を離れる事は無い。私自身もそう思っていたのです。

その全てを捨てて岡山に来る決断…
皆様と理由は違うにせよ、何かを手放さなければ、別のものは手に入らないのです。

そこには、責任の伴う選択があるだけです。(しかし…現実は厳しく試練は続く…)
長くなるので続きはまたの機会に…


例えば、女性は結婚によりほとんどの方が地元を離れます。
先天的にも全く見知らぬ土地、環境で生きてゆける柔軟性を持ち合わせているのではと思います。

このような不測の非常事態ですら、母子避難が多いのもうなずけます。
だんな様の理解の許での母子避難、理解が得られず強行した方…
母子避難の背景も様々です… 

私は、そこに踏みとどまり、体を張って母子への支援を買って出る日本男性の生き様にも頭が下がります。
生活を維持し、守り抜くために… 本当はどんな場合でも家族は一緒にいられる事が一番です。

貧乏でもどれだけ心強いでしょう。一日も早く放射能の処理、生活基盤の整備が整い、
皆様が選んだ場所で安心して生活ができる日本、世界に近づくように祈っています。


「案ずるより生むがやすし… 」

私の本当の気持ちです。勇気を出してください。
あなたの選んだ環境で、深呼吸してのびのびと生きていきましょう!

誰にとっても平等なのは「いま」この瞬間を力いっぱい生きている。
それだけです。困難に、試練に負けないで下さい。 瑠璃

 



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