映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4324-池鯉鮒

2024年06月11日 | 30秒の心象風景

 広重の東海道五十三次の絵を順に楽しむ映像編集で、読めなかった地名です。難読地名です。 現在は「知立」と書きますが、知立神社の池には明神の使いの鯉と鮒が多く住んでいるところから「池鯉鮒」となったといいます。浮世絵絵画の楽しみは、絵に描かれた江戸時代の文化を理解するところから始まります。池鯉鮒では、毎年4月末から5月初めには、東のはずれで馬市が催され、近郷近在から人々が集まり賑わったといいます。野原に立つ杭に多くの馬がつながれていて、今まさに馬を連れてきた者の姿も見えます。400から500頭の馬が集まり、馬喰と呼ばれる馬の仲買人や馬主が来たようです。そのため大きな松は談合松と呼ばれていました。この時期には遊女や役者まで集まってきて賑わったそうです。初夏の爽やかな風景です。首夏馬市の首夏とは何なのか。それも初めて知ることになった表現です。首夏とは夏の初め、初夏のことなのです。

 

30秒の心象風景27989・池鯉鮒 首夏馬市~広重の東海道五十三次~
https://youtu.be/U6fsjZSsDq8

 

 

 

 

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