江戸時代の漢字は独特の崩し字や使われ方をしていることが多い。江戸時代に造立された石造物に刻まれた文字でそのことを知った。現代人にはすぐには読めない異体字や判読を必要とするものまである。偏や旁、部首の配置を変えたものなど様々である。しかし、最も難しいのは崩し字である。特に画数の多い漢字ほど崩され方が激しく感じるものである。福崎駅前にある古い石柱に刻まれているのは、神戸新聞社だと思っていたが、新聞の「聞」の字の崩し方が大きく、すぐにはわからなかった。全体の文字から新聞社の聞と判読していたが、崩し字を調べると、江戸時代以前にはよく使われていた崩し方のようである。
30秒の心象風景16644・崩し字~標柱~
https://youtu.be/Bdi8l_pZJaM
30秒の心象風景16644・崩し字~標柱~
https://youtu.be/Bdi8l_pZJaM